目覚め
眩しい...
眩しいってなんだっけ?
私は...
何?
人間?動物?別の何か?
思い出せない...
いや、元から思い出すことなんてないのかも。
じゃあなんで私はこんなことを考えられるの?
「眩しい」「私」「人間」「動物」「考え」...
そんな言葉、どこから降ってわいたの?
やっぱり何かおかしい。
視界が明瞭になってきた... また言葉が増えた...
....いや、見えるようになっても真っ白なだけだった...
いや、なにこれ。
腕が見える。足が見える。胴体が見える。
何も着ていない。
関節の球体が見える。
まるで、マネキンみたいな... ...「マネキン」ってなに?
そもそも体に何かつけているのが普通なのか?
普通って誰の普通?
何かが聞こえる。
「・・・・・ますか? ・・・・いますか? ・・・ていますか? ・こえていますか? 聞こえていますか? 」
...どうすればいいんだろ。
これは、返事したがいいのかな?
本当にいいのか?
まあいいか。
「はい?」
「目覚めたのですね。私が言うことが理解できますか?」
「理解って何?」
「え?」
まず名乗れよ。名前ってなんだっけ。
「まあ、話は理解できているようなので、確認させてもらいましょう。あなたの名前は?」
「名前って何?」
「そこから!?
名前とは何かを識別するための符号よ。
そして、あなたの名前はミラ。ミラ・ネットよ。」
「へー。つまり、ミラ・ネット は 私ってこと?符号ってなんだっけ。」
「そうよ。符号の意味は置いておいて、では次のチェック。あなたが作られた目的は?」
「私って作られたんですね。わかりません。」
「あなたが作られた目的は、人間という生物を一度根絶やしにすることよ。」
「へー。で人間って何です?」




