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帰り道の噂話

こんにちは!ねこのこです!早めの更新...いつまで続くのか

 目覚まし時計がなる。目を開けると見覚えのない天井だった。そこで昨日異世界に飛ばされたことを思い出した。そして今日は初の登校日だ。

 1度光を浴びようと外に出るとやはり夕暮れだった。ふとドアを見ると昨日と同じように籠が置いてあった。中を見ると野菜と卵、バターが入っていた。

 今日の朝御飯は昨日残ったパンに目玉焼き、サラダ。ほんの10分程で食べ終わり時計を見ると登校時間になっていたので急いで準備をして寮を出る。

 少し歩き昨日言われた教室に入る。1年生は1階、2年生は2階、3年生は3階。クラス分けはアリエス、ジェミニ、キャンサー、レオ、ヴァルゴ、ライブラの6つ。リリエンはジェミニ。席は自由のようだ。そのため窓際の席に座ると隣に誰かが立った。

「隣に座っても良いですか?」

「どうぞ」

 隣に座ってきたのは茶髪に赤い目の男子だった。ネクタイが紫なのでアストレア寮だろう。

「初めまして。ボクはノエル・ウォーレンです。使い魔はシロウサギです!よろしく」

「...リリエン・アスターです。よろしくお願いします」

 挨拶を終えると教室に教師が入って来た。生徒に席に着くよう促すと話し始める。

「ジェミニを担当することになったエリオット・マーグレイヴだ。使い魔はこのシロヘビ。担当教科は魔法薬学と召喚術だ。よろしく」

 少しふわふわした黒髪に赤いたれ目。服は黒のシャツとズボンに白衣。そして青、黒、赤、緑、オレンジのストライプのマフラー。少々変わった見た目をしている。

「今日の1限目はこの学園の授業の内容について説明する」

 まとめるとこの学園には通常授業と選択授業がある。通常授業は全ての生徒が受け、選択授業は自身のやりたいものと苦手なものの2つを選ばなくてはならないとのこと。

 通常授業-魔法薬学、魔法史、実践魔法、魔法防衛術、飛行術の5種類。

 選択授業-魔道工学、幻奏学、幻像創作、召喚術、日常魔法、戦略理論、自然適応術の7種類。

 授業は1日5限目まであり、うち4つは通常授業1つは選択授業をいれる必要がある。

「授業の細かい内容については担当の教師に教えてもらえ。それと選択授業は今週中に決めて提出しろ。さて、これで1限目は終わりだな。2限目は飛行術だ運動着がそこで配られるから遅れないように」

 そう言い残しエリオットは教室を後にした。少しすると生徒たちは移動を始めた。リリエンもノエルに連れられ運動場へ向かった。

 運動場に着くと1人の教師が使い魔と共に運動着を配っていた。貰いに行くとにこやかに笑って話し掛けてきた。

「こんにちは。きみ、どこの寮所属?タイがこの学園のモノではないでしょ?」

「あ、えっと元職員寮の所属です...」

「...あぁ、きみが学園長の言ってた異世界からの留学生?なるほどね。じゃあ特別デザインのをあげる。昨日急いで作った即席だけど」

 受け取ると他の生徒とさほど変わらないデザインで違うのはラインがどこの寮でもない緑色を使っているところだ。

 しばらくして全員に配り終え教師が話し始める。

「さ、まずは自己紹介を...オレはラファエル・オーレルヴァレン。気軽にラフィって呼んでね!使い魔はこのきのこくんだよ」

 ラファエルはオレンジの長い髪を三つ編みにし左右で微妙に色の違う瞳、白いシャツに水色のベストを着ている。特徴とすれば口元を緑のベールで隠していることと頭や体の1部から金木犀の香りがすることだろう。

「さて、オレは3-レオ担当なんだけど飛行術と幻像創作は全学年担当してるよ。今日は早速だけど簡単にテストをするよ。じゃ、運動着に着替えて?」

 ラファエルが手をかざすと生徒たちの服が一瞬で着替えられた。先程まで着ていた制服はきれいに畳まれ足元に置かれている。

「よし、じゃあ箒を配るから浮かせてみて。リリエンくんも出来ると思う!」

 他の生徒たちと同じように手をかざしてみると箒があがった。その事に驚いているとラファエルが次の指示を出す。

「よし、みんな出来たね。次はそれに乗って2mくらい上がって」

 周りを見ると結構自由に乗っている。跨がったり横向きに座ったり。リリエンは少し怖かったが跨がることに決めた。するとすぐに安定した。

「おー、みんな上手いね!よし、じゃあ箒から降りたら今日は終わりだよ」

 そう言われると皆は慎重に降りていたがリリエンは飛び下りた。周りがざわめき異変に気がついたラファエルが駆け寄ってくる。

「何やってるの!?怪我はしてない?」

「えっと...はい。怪我はどこもないです」

「はぁ...ビックリした...何かスポーツでもしてたの?」

 予想外の質問に驚き固まるも話し始める。

「習い事でパルクールを...やってました」

「パルクール!?すごーい!今度教えてよ!おっと...話しすぎちゃったね...早く着替えておいで」

 その場にいた生徒たちも一斉に更衣室へ向かい着替え始めた。着替え終わり自身の教室に戻った。

 暫くして新たに教師が入って来た。群青の髪を後ろでくくり黒いメガネに黒いコートを纏っていた。

「さっさと席に着くんだ...よし、僕の名前はケイラン・ヴェラディス。宜しく頼む。担当は魔法史と幻奏学だ。2年アリエスの担任だが授業は全学年をみている。...今日は初日だし午前で授業は終わる。特にやることもないしな好きなことをしていろ」

 まさかの宣言にクラスは盛り上がり一斉に話し始めた。リリエンもまた隣のノエルと話し始めた。

「そう言えば...この学園にも部活動ってあるの?委員会は?」

「あるみたいですよ。ボクは吹奏楽団に入ろうかと...リリエンさんはどこかにはいる予定はあるんですか?」

「うーん、今のところは無いよ。まぁもし入るなら運動部がいいかな」

 そんな他愛もない会話をしているとあっという間に授業が終了してしまった。ケイランは終わりだと一言告げると教室を出た。

 その後は1年生のみの集会がありルシアンから今週中に部活動と委員会を決めるよう言われた。

 集会も終わり皆食堂や購買に向かい昼食を取ることになった。リリエンはノエルの誘いを断り自身の寮に戻り昼食を取った。片付けを終え休もうとしたときルシアンが訪ねて来た。

「こんにちは。今日は少しプレゼントをあげるわ。魔道具よ。連絡用だけどsnsも出来るようにはなってるから節度を持って使ってちょうだい?後は...今月の食費よ。30万ルナ。余ったらその半分返してくれれば良いわ。残りは貯金しなさい。それとこの寮に名前を付けておいて。次あったときに報告して。以上よ」

 1回で話し終えると直ぐに帰っていった。

ルナ-この世界の共通の通貨。1ルナ=1円ほどの価値。

 リリエンは元の世界でも使っていたリュックに財布があるのを確認し中に詰めなおした。午後は簡単に勉強をして購買が閉まる前に購買に行き3日分の食料を買った。

 そんな生活を暫く続け慣れてきた頃の帰り道ルシアンにあった。

「あら、お久しぶり。寮の名前は決まったかしら?」

「はい。フェリス寮です。僕の世界の猫の学名で...可愛いかなと」

「良いじゃない?分かったこれで記しておくわ。じゃ、急いでるから」

「はい。お気をつけて」

 見送って少し歩いていると他の生徒たちの会話が耳に入った。

「なあ、聞いた?昨日また使い魔が暴走したって!」

「またかよ...でもどうせ魔力の乱れだろ?」

「だよなあ...あ、それとさ...」

 どうやら最近使い魔の暴走が高頻度で起きているらしい。魔力の乱れによる暴走だと結論づけされているが真相は不明のようだった。

ねこのこです!

如何だったでしょうか?少々不穏な感じにしてみました(笑)

登場人物

ノエル・ウォーレン

リリエンと同じクラス。種族は人族。時計集めが趣味。

エリオット・マーグレイヴ

リリエンの担任。種族は人族。石を集めている。

ラファエル・オーレルヴァレン

飛行術の担当教師。種族は植物族。使い魔は動くキノコ。明るく人気の高い先生。

ケイラン・ヴェラディス

魔法史の担当教師。種族はエルフ。使い魔はカラス。良くも悪くも他人に無関心。

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