異世界からの留学
初投稿です!
初めまして「ねこのこ」と言います!
以後お見知りおきを...
それではお楽しみください!
ここは夕暮れで時が止まった不思議な丘にある「クロノ・ルーナ魔法学園」。時を学び、月に誓い、未来を紡ぐという建学理念のもとに建てられた。
そしてこれはこの学園に通う生徒たちの物語。
この物語の主人公「卯花猫都」は高校生になり半年がたった。毎日楽しく過ごせていたものの何か物足りなく感じていた。
そんなある日、ポストに手紙が入っていた。差出人は不明だったが好奇心から開いてみると中から紙が1枚ひとりでに開かれ話し始めた。
「-招待状- 貴方は「クロノ・ルーナ魔法学園」の生徒に選ばれました。これから学園に案内いたします。準備が整いましたら下の署名欄にサインをお願い致します。」
「え?魔法学園?何それ!面白そう...それにどうせハッタリだろうし...よし...じゃあサインをして...!?」
サインを終えると招待状が光始め猫都のことも光が包んだ。
「何これ!どうなってるの!?」
驚いている間にもことは進み猫都はマンションから姿を消した。
次に目を開けたとき周りはオレンジ色の光に包まれていた。おそらく夕陽だろう。
「あ、え?ここは...?なんで...もしかして本当に来ちゃったのかな...」
その時声が聞こえてきた。
「皆さん、ようこそ。クロノ・ルーナ魔法学園へ!私はこの学園の長、ルシアン・グレイブモントよ。いま上級生が何人かこちらにくるから少し待っていて?」
低い男性の声が聞こえしばらくすると何人かの上級生がやってきた。
「ねえキミタチ。案内するから何人かでまとまって付いてきてくれるかな?」
「テメェら、オレ様についてこい」
「そこの貴方がたは私に付いてきてくださいませ」
猫都が慌てていると一人が話し掛けてきた。
「大丈夫かい?君は僕に付いてくると良い」
「え?あ、はい...わかりました」
言われた通り付いていくと教会のような部屋についた。席に座るよううながされ席に着き暫くすると前に誰かが立ち話し始めた。
「2、3年生の皆さん。ご案内ありがとう。それではいまから入学の儀を行います。はじめにこの学園について...この学園は「クロノ・ルーナ魔法学園」。ムーン・クロウ学園都市にあるわ。全寮制の男子校で4つの寮があるわ。フェンリル寮・黒と深紅が寮カラーで弱肉強食がモットー。アストレア寮・紫と水色が寮カラーで自己責任がモットー。クロノス寮・青緑と白が寮カラーで規則正しくがモットー。ノクターナ寮・黄と群青が寮カラーで、思慮深くがモットー...この学園についての説明はこれくらいにして置いて、いよいよ使い魔召喚の儀を行います。呼ばれたら前に来てちょうだい」
使い魔召喚-魔法を使用する祭に補助の役割を果たす魔物を召喚すること。
そしてしばらくが経ち猫都が呼ばれた。前に行くと魔方陣に手をかざし光ったら呪文を唱えろと言われた。
しかし言われた通り手をかざすも魔方陣はいつまで経っても光らなかった。
「貴方...なぜ魔方陣が反応しないの?まさか...属性を持っていないとかじゃ無いわよね...?」
「魔法の存在がまず理解できません...僕の世界にはなかったので」
「魔法が存在しないと言いたいの?魔力は?まさかそれもないの?」
猫都がこくりと頷くとその場にいた人の殆どが驚きの声をあげる。
「はぁ...わかったわ。この後式か終わったらここに残りなさい。いいわね?」
「はい」
そうして式が進んでいき新入生の所属寮が決まった。生徒たちは各寮長に従い所属寮に帰っていった。
「...さて、貴方、名前は?ちなみに私はルシアン・グレイブモントよ」
猫都は考えた。この世界ではきっと猫都という名前では浮いてしまうと。そこで名乗ることにしたのは
「...リリエン・アスターです」
「リリエンね...わかったわ。ところでなぜここに来たのか説明できる?」
「は、はい。家に帰ったらポストに手紙が入ってて...開いてみたら喋り始めて...サインをしてみたら眩しくなって気がついたらここにいました」
「...なるほどね。まさか手紙が異世界に飛ばされるなんてね。まあ良いわ。帰る方法もわからないし...ひとまずこの学園においてあげる。後で制服も渡すわ。付いてきて、貴方の部屋に案内するわ」
学園長、ルシアンに付いていくと学園の離れにある古びた屋敷に案内された。3階相当の建物で壁はくすみ所々崩れている。
「さ、ここよ。近年建て壊す予定だったけれど残しておいて良かったわ。ここは元々教員寮だったの。だから設備はあるわ。暇が出来たら少しずつ直すから、帰れるまでここに住んでもらえる?」
「はい」
「それと...この世界について書かれている本があるから探して読んでおいて?2階にあると思うわ。」
そう言い残すとルシアンは屋敷を去った。リリエンは2階にあがると本を探した。1番奥の部屋にはいるとそこは資料室のようだ。
本棚を眺めているとルシアンの言っていた本を見つけた。読み進めるとこの世界のことが理解できた。
まずこの世界は「ルーネヴィア」と呼ばれるらしい。人類には魔力があり属性が発現することで魔法を扱うことが出来るそうだ。
そしてこの世界には種族が人、獣人、エルフ、ドール、亡霊、植物族の6種いる。その中でも人が1番多く亡霊が1番少ない。魔力の保有量にも差がありエルフが1番多く植物族が1番少ない。
さらにこの世界には魔道具の類いが発展しており元の世界で言う電化製品が魔力を元に再現されていた。
そこまで読んだところでドアがノックされた。1階に降りドアを開けるとルシアンが立っていた。
「本は見つかったかしら?まぁ良いわ。制服を持ってきたから着てちょうだい。シャツとズボン、ネクタイはそのままで良いわ」
受け取ったのは灰色のベストのみだった。リリエンは現在元の世界で通っていた学校の制服...白いシャツ、赤いチェックのネクタイ、黒のズボン、水色のパーカーを身に纏っていた。パーカーを脱ぎベストを着用する。
「良いじゃない。そうだ、これからについて簡単に話すわ。まず貴方はこの学園に来た留学生として生活しなさい。そうすればここに置いておける。いいわね?」
頷いたのを確認すると、また話し始めた。
「それじゃ、貴方の暮らす部屋とキッチン、バスルームなんかを整備してあげる」
ルシアンはリリエンの手を引き1階の空き部屋に案内し手をかざす。するとみるみるうちに部屋が片付き家具が整備される。ベッドに机、椅子、棚など生活に必要なものが揃っていきあっという間にリリエンの自室が完成した。
次はキッチン。誇りを払い汚れを落とし魔道具を直し使えるようにした。最後にバスルームも同様に整備し必要最低限整えた。
「これで良いかしらね。何か必要なものがあったら言って。それと...これをあげるわ。私の魔力が保管されてるブレスレットよ。これがあれば魔道具を扱える」
「ありがとうございます。授業は明日からですか?」
「えぇそうよ。ちなみに外の風景は夕暮れから変わらないから時計を見て判断して頂戴。以上よ。また明日」
ルシアンが屋敷を出た後ふと自室を見ると籠が置いてあった。覗いてみるとパンと果物やハム、野菜が入っていた。
キッチンに籠ごと持っていき調理を始めた。料理はさほど得意ではないためパンを切りハムと野菜を挟みサンドイッチにして食べた。その後はお風呂に入ってすぐに眠った。
さっきぶりですね!
如何だったでしょうか。楽しんでいただけていれば幸いです!
登場人物
卯花猫都
高校1年生。15才。ヒョンなことから異世界に飛ばされた人間の男子。
ルシアン・グレイブモント
クロノ・ルーナ魔法学園の学園長。年齢は不明。オネェ口調の男性。亡霊族。
その他知りたいことがあれば遠慮なく




