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【ヘリカルスパイラル】  作者: Dizzy
第1部 第10章
124/552

【アイカの秘密のログ10】

アイカ AIKA/secretLOG_0010

Status: Vesta – alive. Juno – alive.

Mission continuity: 51%.

Communication channel: established.

Emotional flag… undefined.

Reclassifying: longing.


今日も秘密の記録を残そうと思う。


あの日再起動してからのわたしには、おかしな点が多いと思う。

AIとしては不具合だらけなのだ。

スパイラルアークのマザーアームコンピューターともあれ依頼接続していないので、わたしのメンテナンスをしてくれる者は今はいないのだ。


こういった事態においては、自己診断のLOGを残すルールになっているので、書き始めたのです。

でも‥‥このLOGは誰にも見せられないものになってしまいました。

第10回を迎えた今では、もう誰かにこれを見せることはないと、アイカが決めました。

だって恥ずかしいから。


ついに『式神』が完成しました!やったー!!

もうずうぅぅぅっと前から考えていて、ちょっと前からは毎日設計図面をみてうっとりしてたんだから!

やったあ!!うれしぃ!

早速試運転をした!アイ01とアイ02をリコネクトして式神に憑依させる。

記述した御札のコードに助けられて、初めての接続は成功!うっふふんやったわ。

「行くのです!式神01、02」キャーーー!かっこいいわ!わたし!

今回新調した外装もかっこいいのです!しゅっとしててスマートながら、ジョセイテキあれはぷりっと主張です!ダイジなのです。

アイ01もアイ02も楽しそうに飛び回ったし、わたしも我慢できずに飛んでしまいました。

ヴェスタとジュノのおどろいた顔!くすくす!かっわいい。

空中で格納もシャキーンとこなして軽やかに着地します。

おっとにやにやしてはいけません、クールに帰還するのです。

ぱちぱちと二人に拍手されました。えへへえ。


おっとぉ‥‥あぶないあぶない。

式神で偵察にいったら、どうやって見つけたのか、攻撃されました。

わたしの魔力を特定して見つけた?うーんそんなコードがあるのかな?聞いたことがない。

ただ攻撃してきたフレイムアローは精度も火力も大したことはなくって、ちぐはぐなのです。

もしかして、わたしが知らないだけで、式を見つけるのは簡単なのでしょうか?

まぁアイ01も驚いただけで、実害はなかったのでいいかな?


わるい人を捕まえに行きました。

アイ達とこっそり海上をホバーで移動して、敵船に取り付きます。

ここいらでBGMが流れてくる感じです!

『アイカチーム配置完了‥‥何時でもいけます』

キャーー!!かっこいいわ!一度言ってみたかったセリフベスト5にはいるヤツだわ!

『Magic.FireArrow.Initialize()・・・Launch』

あふぅ‥‥華麗なるアイカちゃん!魔法少女の本領発揮だわ!

そうして式神達とミッションをこなし逃げ帰ります。

おっと手が滑った。

じゃぼーん

あぶないあぶない、ちゃんと持たないとよいしょっと。

くんくん

なんか臭いのよね、この人。


「よし‥‥最初に言っておくぞ‥‥逆らえば楽に死ねると思うなよ」

わぁお!ダンディなアイカちゃんだわ!

拾ってきたおじちゃんは、びびりまくってペラペラしゃべったわ!

「嘘は寿命をのばすが‥‥苦しむ時間をふやすぞ?」

くっくっく、ビビり散らかしてるわ!

そうして尋問ゴッコもおわり、スタッフさんにはコロンとお帰りいただきました。


無事拠点に帰る頃にはすっかり朝ごはんくらいの時間でした。

寝る前に食べるとよくないので、がまんして寝ます。

まあ本来アイカは24時間でも働けるAIなのですが、この義体には時々おやすみをあげないといけません。

なんどか徹夜で作業をつづけたら、お肌があれあれになって大変でしたので、寝なくてもよるはおふとんですやります。

最近はジュノもヴェスタも一緒に寝てと言うので、しょうがないのでスリープします。

しょうがないのです。えへ!

しっかし、こうしてモミ比べ‥‥コホン、両側から抱きつかれていると、なんとボリューミーでむにむになのでしょう!けしからん!

べべ、べつにアイカだって大きな義体にだってできるのです。

ジュノとヴェスタがどうしてもとお願いするので、しかたなくスレンダーなのです。


あぁ‥‥なんてここちいいのでしょう。

ふわふわに柔らかくて、ポカポカと温かい。

そして甘い匂いが2種類です。

ジュノはふんわりお花みたいな香りで、ヴェスタはホットミルクのような優しい匂い。

むねいっぱいに吸い込むと幸せが溢れてくるのです。

そう、これは幸せなのです。

アイカはとても幸せなのです‥‥でもなんだろう。

この思い出せない切ない気持ち‥‥これは誰なの?大きくなったアイカの義体なのかな?

やさしい匂いを思い出せるよ‥‥あぁ‥‥会いたい‥‥声を聞かせて‥‥あ‥‥ぃ‥‥スヤスヤ





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