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【完結】ヒミツの放課後ホラー ~新米教師と、呪われた七不思議~  作者: ましろゆきな
第六章:放送室の黒い影

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第十八話:律との帰り道

 結衣がカーテンを開けると、律は、安堵したように息を吐いた。


「よかった、結衣先生。大丈夫そうで」


「榊原くん、ありがとう。心配かけてごめんね」


 律は、首を振ると、静かに言った。


「こんな時間だし、俺が送っていくよ」


 帰り道、律は、結衣の少し後ろを歩いていた。


「……結衣先生は、どうして、そこまで頑張れるんですか?」


 彼の問いに、結衣は少し考えた後、答えた。


「どうして、だろう……。困っている人を見たら、放っておけない、っていうか」


 律は、その答えに、静かに微笑んだ。


「先生のそういうお人好しなところ、らしいと思うよ。でも、一人で大変だと思ったら、俺に助けさせて欲しいな」


 律は、そう言うと、結衣の手に、そっと自分の手を重ねた。


「俺の霊感は、先生を傷つけるかもしれない。でも、先生を守るために、俺はもっと力をつけるよ。先生が笑顔でいられるように、ずっと先生のそばにいる」


 律の言葉は、彼の結衣への深い思いやりと、そして、彼女への強い愛情に満ちていた。

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