(4)
ジン「お前ら、何言ってるんだ?童貞は卒業してないぞ?」
まさかの発言をしたジンに俺たちは驚いた。驚いたが声を上げるでもなく、コイツナニイッテンノ状態であった。
ケンジ「え?どういうこと?」
ジン「だからつまり俺は昨日、そういう行為をしていないってことだ。」
タカシ「あっえっ?でも、童貞卒業出来なかった後悔があるから、タイムマシンで、ねぇ?」
ジン「お前ら何言ってるんだ?俺が後悔してたのは、何も話さずにユミちゃんの元を去ってしまったことで、童貞卒業出来なかったことじゃないぞ?」
ドン引きしている俺たち2人に向かって、ジンは話を続けた。
ジン「どうやら、ユミちゃんは彼氏と別れたばかりで寂しくて焦ってしまってたらしい。で、俺はまだユミちゃんのことをちゃんと知ってる訳じゃないから、これからどんどん知って、彼氏彼女の関係になってから、こういう場所に来るようにしたいって伝えたんだ。ユミちゃんもジンくんの気持ち考えずにごめんって泣きながら謝ってたよ。また今度デートしようって約束はしてきたけどな。」
ケンジ「はぁ〜〜〜〜。お前このチキン野郎ー!!」
ジン「な、なんだよ!ケンジ!痛えって!グリグリすんな!馬鹿野郎!」
ジンが俺たち童貞3人組から抜けた訳じゃないことに安堵しつつ、コイツその話するためだけにタイムマシン使ったのかという思いも湧いてきたが、ジンがスッキリとした顔をしているのでまぁ良しとした。
タカシ「まぁ、これでタイムマシンの残り回数も無くなったし。一件落着ってところだな。」
ジンの頭をグシャっとして、ケンジとジンの組み合いに俺も参加した。これでいいんだよな、タイムマシンなんて俺らには持て余すだけだ。こうして俺たち3人にはいつも通りの学園生活がーー。
ジン「何言ってんだ?タカシ。タイムマシンなら後一回使えるぞ?」
タカシ「は??でもお前、生きと帰りで2回使ったんじゃ?」
ジン「俺が使ったのは行きだけ!帰りは使わずに、その辺で時間潰して今日になるのを待ってたんだ。で、俺が学校出ていく時間を見計らってここに戻ってきたって訳。だからまだもう一回あるぞ。」
タカシ「でかした!ジン!お前あったまいいなー!!」
ジン「貴重な一回だからな。最後はなんか凄いことに使いたいだろ?」
ケンジ「んー。でも後一回。デカいことって何に使うんだ?」
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