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わたしだけを


私ね 夢を見たの

自分が消えてしまう夢


あなたはとても怯えてた

でもね

他に話を聞いてくれる人なんていなかったの

気にする人なんかいなかったから

目覚めたとき すごく怖かった



私は何を残せるの?

私の終わりはいつ? って


私ね

あなたに知っていてほしいんだ




どうか怖がらないで

私はずっとここにいるよ

私の持っていたものは

共有してきたつもり


私ね 強そうに見えるかもしれないけど

実はそんなに強くなんかないんだよ

私は完璧なんかじゃない


あなただってそう

だから知っていてほしいんだ




その時が来たら

私のしてしまったことは忘れて欲しいの

ただ私を懐かしく思う理由だけを

なにか残しておいてくれないかな


どうか怒らないで

もしあなたが孤独を感じたときには

あなたの思い出の中に

ただ私をしまっておいて



他のことはいいから……

ただ私だけを……




忘れ去るの

上手に隠した心の傷のことを


演じるの

誰かがこんな私を救い出してくれるって



自分らしく生きられない私を……



あなたのようになれない私を……


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