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惑い



私の心の奥 どこかに残る傷痕

私に その傷は治せない



ずっと そんな傷なんて ないと思ってた

だけど ずっと残ってた…… 


(そのことに気づいたの)



過去に(とら)われてる

(ただの記憶にすぎないのに)



痛み それが私の知っているすべて

(それしか知らないの)



決して 逃げられない

(自由になんかなれない)



だって 私はひとりだから




記憶の中で 彷徨(さまよ)う私

自分の妄想の陰で生きるの

誇りなんてない

わけもわからず 生きてるだけ



でも もううんざりね

この先も この傷に怯えるなんて


破られた約束も

疑うこともなく信じきってたことも


(そんなこと もう分かってるよ)



決して 逃げられない

(自由になんかなれない)



だって 私はひとりだから




この痛みを心の奥に閉じ込めるの

でも そんなの もう無理


この痛みを心の奥に閉じ込めるの

でも そんなの もう限界


この痛みを心の奥に閉じ込めるの

(どうしていいか分からないの)

でも そんなの もうできない


この痛みを心の奥に閉じ込めるの

(どうしていいか分からないのよ)

でも そんなの もう耐えられない




追憶の中で 彷徨(さまよ)う私

自分の幻想の陰で生きるの

誇りなんてない

わけもわからず 生きるだけ


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