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白鳥の湖<Swan Lake>  作者: しろー
第一幕
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3. 影の悪魔<Evil of Shadow>

彼が覚えている最初のことは、胸に鋭い痛みが走り、その後に自分自身が何かから引き剥がされるような感覚でした。

目の前が真っ暗になり、それからそれが悪夢だったと気がついた時、彼は目を覚ましました。


そこは暗い森の中でした。

彼にはそれまでの記憶が全くなくて、どうしてここに居るのかもわかりませんでした。

彼はあてどなく森の中を彷徨いました。


やがて彼は、森の中に倒れている一羽の白鳥を見つけました。

白鳥はかわいそうに、片方の足を矢で貫かれ、血を流していました。


彼はおそるおそる白鳥に近づきました。

白鳥は苦しそうに息をしており、倒れてもなお、懸命に翼を動かそうとしていました。


「君も悪い夢を見ているのか?」


彼は白鳥が自分と似ているような気がして、そっと手を差し伸べました。

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