二章 プロローグ
二章プロローグと章予告です
夢とは現実と幽世の狭間である。夢の中なれば、会いたい者に出会え、話すことが出来るだろう。それは束の間の幸せである。
しかし、出会いとは良い事ばかりではないこを、忘れてはならぬ、夢にて、出会いたくない者との邂逅もありえよう。その時話すか逃げるかは自由である。 その監獄から逃げれるのならば。
夢とは現実と幽世の狭間である、その事を忘れることなかれ。
気が付いたら見知らぬ場所に立っていた。
え? 何を言っているかって? そのままの意味だよ。
とりあえず、周りを見てみるとぱしゃと水を踏む音がし、足元を見ると水……ではなく、キラキラと星の煌めきが視界一面に入る。確か、これは天の川とかそんな名称が付いていたと記憶する。
今自分が立っているのは夢の中なのか……? 理解できない現象に子首を傾げたが、少し離れた位置に見たことある影を見つけ、思考を中断した。
エメラルドグリーンの長い髪の女性が倒れていた。彼女の近くにいるはずの彼の姿は見えない。
彼女の場所まで歩き、顔を覗きこむと、どうやら寝ているらしく、規則正しい寝息が聞こえてきた。
「そうか、僕を呼んだのは君だったのか」
この場所に来る前に、誰かに名前を呼ばれた記憶がある。その声に応えたら、この場所にいた。
そしているのは彼女が一人。よく、僕なんて呼ぶ気になれたよね。
癖で思考の海に沈み込んでいたら、彼女がゆっくりと目を開けたので、努めて笑顔を作り、わざとらしく口を開く。
「おはよう申し子」




