一章 プロローグ
遅れて申し訳ありません。本日より、二編、魔術師団編始まります!
魔術師団編より、毎日12時投稿に変更致しました。まだまだ続きますので、どうぞお付き合いくださいませ。
魔法を扱う者を魔術師と呼び、魔術師が生まれた家系は権力を持つ。繁栄と権力が欲しい人々は、魔術師が生まれるとそれはそれは喜び、大切に大切に育てるのであった。
そうして育てられた魔術師は、新たなる世代となり、国を動かしていく。国の安泰は彼らにかかっていた。
魔術大国アムレート。大陸の中でマシーナに次ぐ国土を持ち、代々の王は魔術師ではないに関わらず、その魔法はどの国よりも優れている国。
そんなアムレートから少し離れた国、シザフェルから来た俺は、アムレート城を見上げる。
「本当に現れたのかな」
この国には、とある人物を探しに来たのだが、その迷信を信ずるべきか、まだ決め兼ねていた。
神の申し子、あらゆる奇跡を体現する存在。その力は、国を発展させ、豊かにさせる。
「ティガシオンの馬鹿が一時的とはいえ捕まえたって言うから、事実だとは思うけど」
そして、協力関係にあったはずの、アムレート魔術師団団長の息子、カルデラ・クロムによって邪魔された。俺が知るのはそこまでだ。
「まぁいいか、そんなに目立つ存在ならすぐに見つかるさ、ね、アイゼン」
背後にいる従者に笑いかけるが、相変わらず従者は無表情であった。




