キャラクター紹介 【アムレート編】
キャラクター紹介、アムレート編となります。
(二篇五章時点の設定となります。メリ、カルデラ、ミラフ、ルストは時期と表記します。
女神達は、イナンナを除きその土地編にて紹介します)
☆魔術師団☆
メリ・クロム(旧カンボワーズ)
炎魔術師の家系、カンボワーズ家の次女。
魔術師の中でも魔力が強く、魔力コントロールができない末に『危険人物』として、十年地下に閉じ込められていた。
カルデラに見染められ、婚約者となってからは、コントロールもできるようになり、自分が『申し子』と呼ばれる存在だと知る。
魔術師のようで、魔術師ではなく、彼女の魔法は感情に左右され、奇跡を起こす。
カルデラと結婚後は、クロムの性を名乗り、魔術師団時期副団長として、女神達と交流しつつ、努力を積む。
メリの母親が、女神イナンナの血筋である、アクリウム家出身で、彼女の見た目はイナンナと似ている。
カルデラ・クロム
無属性の家系クロム家嫡男。
天才肌で、苦手を探す方が難しい。
しかし、その天才故に凡人の考えがわからず、人への理解に欠けるのが唯一と言っていい欠点であり、故に孤立しやすい。
親友である、ミラフと仲違いしてから、マシーナの貴族である、ディウムと交流をする。
マシーナにある『魔法道具研究所』に『臨時職員』として勤めていた、その中の仕事で『プロジェクトソルセリー』があり、セヘルとはそこで出会う。
プロジェクトでは、数え切れない死人を出しており、少なからず罪悪感は持っているが、今更だと心の内に秘めている。
元より、他者に対する興味が希薄なせいか、メリに対しては重すぎるくらいの愛情を持っている。
クロム家は、アムレートの初代王、クロム王の血筋であり、女神イナンナの血筋でもある。カルデラの見た目や魔力は、クロム王によく似ているという。
ソフィア・クロム
クロム家当主にして、魔術師団団長。
口調にしても、雰囲気にしても軽さを持つが、その実力は本物。
ただし、本人が平和主義なので、戦場に出ることはあまりなく、血気盛んな己の妻マリアや息子カルデラ、マーベスに任せることが多い。
実務能力は高く、団長室に引き篭っていることも多く、カルデラとディウムの交流を否定はしなかったが、苦労はすると見抜いた人でもある。
本人の過去色々あったようで、本編では見えないが、カルデラ以上の非情さを実は持っていたりする……いつか語れたらいいな。
妻マリアのことは溺愛しており、仲は良いが、あえて休日は別にするなど、配慮もある。
マリア・クロム
クロム家の夫人にして、魔術師団副団長。
闇魔術師で、本人曰くソフィアやカルデラ程強くはないとのこと。
しかし、他国の姫や、自国の貴族女性などを魔術で吹っ飛ばす豪胆さで、全てをカバーしている。
決断力が強く、のらりくらりしがちなソフィアに代わって、いざという時に動いたりするが、別にソフィアを軽蔑したりはしていない。
むしろ、団長職という責任ある立場を慮って行動している。
ただし、怒りっぽいのも確かで、カルデラの結婚を心配していたが故に、メリを逃がしてたまるか! と暴走しがちでもある。
プレスティ・ツィオーネ
魔術師団の団員の一人。
シザフェルとの戦争前衝突により、魔具による『魔術の毒』を受けて、生死を彷徨っていたが、メリにより、一命を取り留める。
以後、メリを『女神様』と呼び、敬意を表すが、メリに対しての口調はきやすい。
実は、シザフェルの王の息子が一人で、本名「プレスティ・メイデン」、シザフェルの冷鉄王子、アザエル・メイデンの実の弟で、兄の研究である『医療魔具』に巻き込まれそうになり、国を飛び出したところで、ソフィアに拾われる。
メイデン家もまた、女神イナンナの血筋で、メリやカルデラとは薄くだが血が繋がっている。
光魔術、特に『幻影』を得意とし、持続性には欠けるが、潜入などに向いている。
☆騎士団☆
ミラフ・エルミニル
エルミニル家嫡男。
騎士団団長だったが、メリとカルデラと揉めた末に、現在は時期の肩書きとなる。
前妻カリナとは離婚。その理由は、カルデラとは揉めないためであるが、本人は疲れたとも言っている。
元々義理堅く、誠実な性格で、カルデラとは良き友人であり、気軽に語り合える仲に戻ったことを嬉しく思っている。
同じく騎士団所属、ルストには信頼を置き、時期副団長にと望む。
実は惚れているのだが、どうも不器用でルストに想いが伝わるのはいつになるのやら……
ルスト・フルサーン
フルサーン家の三女
彼女の姉が、ミラフの許嫁だったこともあり、ミラフへの恋心を、頑なに憧れだと言って認めない。
実践面での実力はまぁまぁあり、引き篭ってしまっている姉よりも騎士団内の信頼はあるのだが、本人はその事に全く気が付いていないのだ。
結局、信頼だからと、時期副団長になるのを承諾したものの、ミラフの婚約者となって以降、分かりやすいくらいに独占欲を見せられているはずだが、本人には届いていない。
プレスティと同じく、メリを『女神様』と呼び慕っている。
ガムル・エルミニル
エルミニル家当主にて、騎士団団長。
趣味で、紅茶を集めており『エルミニル紅茶館』を営んでいる。
現在は、団長の方を優先しており、紅茶館は信用出来る従業員に任せているが、ミラフが団長になった時には戻ろうと考えている。
豪胆な性格で、ちょっと体育会系。ソフィアとはまた違ったきやすさがあるが、こちらは見た目にして『強さ』が窺い知れるので、舐められた経験はあまりない。
エクス・エルミニル
エルミニル家夫人にて、騎士団副団長。
物腰柔らかな、正に貴婦人という雰囲気。
普段はガムルの影に隠れて目立たないが、武器は大剣だったりする。
マリアとは仲が良く、茶飲み友達であり、クロム家がエルミニル紅茶館を贔屓にするのは、そんな理由もあったりする。
マリアと並ぶと、対極にいるように感じられるが、エクスもエクスで豪胆な性格をしており、若かれし頃は戦場の戦鬼と言われたとか、言われてないとか。
尚、ガムルに言わせたら戦姫だったのだとか。
☆救護団☆
コーロ・アクリウム
アクリウム家当主にて、救護団団長。
アクリウム家は、女性が当主となる決まりがあり、よって救護団も女性が団長となる、特殊な団である。
メリの母、リリフ・アクリウムの姉。
普段は大人しい面が目立つが、メリとリリフ再会後、リリフに対して敵意を顕にするなど、大人しいだけではない。
ただし、各団の団長、副団長とは違い、力に訴えることはせず、話し合いの結果を受けいれる、柔軟さを持っている。
☆護衛団☆
セヘル・ソルセリー
護衛団に所属している青年。
元々、リスィ・ティオーに仕えていた使用人で、リスィ捕縛後、ソフィアのススメでクロム家の使用人を経て、護衛団に入る。
孤児院の出で、カルデラが行った『プロジェクトソルセリー』の最後の被検体にして、成功例。
元は一般人だが、プロジェクトにより、無属性の魔術師となる。
彼の中に流れているのが、カルデラの魔力と自分の魔力が混じった特殊なもので、故にカルデラとは感情の共有ができる。
失明しているが、本人は魔力を使い人や物を判別しているので不自由はないが、リテアが着飾ったのを見れないのを日々残念がっており、メリに呆れられている
☆王族☆
マギア・アムレート
アムレートの王。
現在王という地位のため、表立って動かないが、王太子だった頃は中々のヤンチャぶりだった。
ソフィア曰く『疫病神』。
どうやら、トラブルを抱え込みやすく、様々なことに巻き込まれては、ソフィアを困らせていた。
どうも、メリのことに関しても何かを知っているような雰囲気がある。
リテア・アムレート
アムレートの姫君。
元の性格が、思い込みが激しく、カルデラに惚れた上に、メリに喧嘩を売ったが、メリが相手にしないどころか、敵意もなく仲良くしようとしたので絆された。
いつの間にか唯一無二の友人となり、むしろ、カルデラに対して、メリに怪我をさせるなよ? と牽制している程である。
メリのことになると、ちょっと収拾が付かなくなる部分はあるが、基本的には良い子である。
☆その他アムレートの方々☆
マーベス・クロム
クロム家次男。
カルデラの弟で、口調は父親と同じく軽い。しかし、父親程平和主義ではなく、気が短い部分があり、割とどこでも魔術を使う。
手先が起用で、ディウム亡き後、魔法道具研究所にて、補佐職に就く。
兄カルデラや父ソフィアを見ているせいか、溺愛体質にあり、婚約者であるクリアを何が何でも守ろうとしているが故に、少々過激になっているもよう。
守ることイコールそばに居ること、とは思っておらず、魔法道具研究所に勤める際は、クリアと言い合いになったが、メリの助言もあり二人で落とし所を話し合った。
クリア・グラセ
氷の魔術師グラセ家の長女。
グラセ家一人娘で、蝶よ花よと育てられた。その割に、物事に関して雑な性格をしている。
面倒くさがりで、片付けは苦手なので、魔法道具研究所の自室は、ごちゃごちゃだったりする。日々マーベスが片付けをしている。
学生時代、マーベスのファンサークルに入っていた程、マーベスのことは好き。
婚約者となって以降、二人で行動することも増え、少々浮かれている。
グラセ家は、女神ガイアの血筋で、見た目がガイアと似ている。
ローザ・フレグランス
フレグランス家長女。
メリの熱狂的なファンで、学生時代は、女性による女性のためのサークル『薔薇の会』会長をしていた。
フレグランス家は、アムレート新聞の発行をしている家系で、卒業後は魔術師団専属記者として、メリの良さを国の内外にアピールしている。
双子の兄がいるが、仲は悪く、現在は没交渉。
ロジエ・フレグランス
フレグランス家長男。
ローザの双子の兄。
農村ギュルスにて『神官様』と呼ばれ、ガイアが人に見えないことを利用して、村の人々を掌握していた。
魔術学園高等部を卒業後、シザフェルへと渡り、メイデンと知り合ったようだ。
「好きだからこそ傷つける」という概念の元行動しているようだが、ローザには理解できないため『外道』と呼ばれているものの、本人は気にしていない。
サリサ・カンボワーズ
カンボワーズ家長女。
メリの姉。
両親が屋敷に居ない今、女主人として屋敷を守っている。
どうやってメリの危険人物認定を取り下げてもらうか、長年悩んでいたが、カルデラに任せることにした。
周りが気付かなかった、カルデラの恋心に気付くなど、人を見る目がある。
クレイ・チャール
雷魔術師の家系、チャール家の次男。
メリの元婚約者で、人を利用することに関して容赦がない。
その背景には、優秀過ぎる兄へのコンプレックスがあるようだが、メリ達にしてみれば、どうでもいいことである。
カリナ・サラク
光魔術サラク家の息女。
ミラフの前妻。
離婚後、ミラフはカルデラと仲良くすることにしたが、カリナは変わらず、己を貫いている。
プライドが高く、舐められることが嫌い。
メリ曰く、カルデラのこともミラフのことも、好きだったのだろうか? と疑問に思われている。
リスィ・ティオー
闇魔術師の家系、ティオー家息女。
得意魔術は『忘却』
元、セヘルの主で、人を人とも思わない非道さを持つ。
カルデラを狙ったのは単なる、地位欲しさだったのだが、狙った相手が悪かったと言わざるおえない
ディオ・ラーダ
ラーダ家息子。
メリが地下に入るきっかけとなった教師、ラーダ教師の息子で、メリのことをマーベスに話した人物でもある。
メリに直接何かしたわけではないものの、メリの周りを怒らせたのは確かで、様々な不正をローザやヴァニイにより暴かれた。
サルタール・スルガー
スルガー家息女。
スルガー家は元々、クロム家専属の使用人だったが、ソフィアの父、カルデラから見て祖父が、専属など不要と切った。
スルガー家としては、専属に戻りたかったのだが、サルタールがメリに対して、精神的な嫌がらせを行い、そんな奴家に置けるかと、ソフィアが突き放した。
☆女神・過去の皆様☆
クロム
アムレートが魔術大国と呼ばれる前の王。
クロム家は彼とイナンナの血筋である。
無属性の魔術師だが、適当なところがあり、なんとなくで魔術は使っていたようだ。
気に入った人物に渾名を付けるなど、変わった人物だが、人望はあった。
見た目や魔力カルデラと似ているが、性格は似てなかったようである。
イナンナ
シザフェルを守護する女神だったが、怪我した末に、行倒れた所をクロムに保護される。
以来、アムレートをガイアと共に守護するが、シザフェルの当時の王は、それを許さず、最後には監禁される。
メリと出会い、現在はアムレートにて眠りにつく。
ガイア
アムレートを守護する女神。
面倒くさがりで、適当な部分があるくせに、クロムの渾名は認めないという、謎のこだわりがある。
イナンナより、魔術には詳しいはずだが、正直仕事なんてどうでもいいので、楽して暮らしたい女神。
アムレート南部にある、農村、ギュルスの祠にて眠っていたところを、マシーナの女神、ネメシスの魔力を感じ起きた。
クリュス
ガイアの夫。
クロムに『グラセ』と呼ばれていた。
クリアは、クリュスとガイアの血筋で、グラセ家のグラセはクリュスの渾名から来ている。
見た目は優男だが、大剣背負って戦っていた人物。
ルイ
クロムの腹心。
クロムに心酔して従っている一人だが、良き友人でもある。
渾名のミニルが定着し過ぎて、ルイって呼ばれる方に違和感を覚えていたりするとかしないとか。
ミラフは、ルイの血筋で、エルミニル家は、彼の渾名を取られている。
シェープ
クロム亡き後、次のアムレートの王となった人物。
クロムの部下の一人で『セヘル』と渾名を貰ったが、イナンナ曰く、現在のセヘルとは血筋としての関係はないらしい。
現在の王家は彼の血筋で、リテアも彼の血筋となる。
フレグランス
アムレートクーデターを起こした人物の一人。
ローザの先祖で、見た目が似ている。
いやぁ、多分アムレートが一番人数が多いのですけど、にしたって多い。
というより、多分抜けがあるんじゃないかな? と思ってます。
主要キャラは入っている……はず。
現時点でわかっていることと、一部裏話的な小話が入っています。
マリア様やソフィア様など『親世代』を語る機会がないんですよね、別で外伝を書きたいくらいです。
次はマシーナです!
ここまでは、キャラクターは多くないですが、語るものが多いような気がします。




