仄暗く、蒼い水の中から
誤字脱字は気が付き次第修正します。
引き続きお楽しみください。
全然主人公が活躍していませんね;もう少しお付き合いください;
ここは仄暗く、蒼い水の中。
私は妙な液体の中に浮かび、酸素マスク?らしき,モノを付けて揺蕩んでいる。声は、出せない。
「衣川さん、これから貴方を処置します。これから行うのは、貴方の体を溶かし、とある金属、、これは隠すほどでもありませんが、特殊金属と融合させます。脳細胞から神経にいたるまで、このオリハルコンと融合し、生物として数段上のレベルになっていただきます。」
体をを溶かして融合させる??何を言っているんだ、この男は?
「我々、極亜重工は、古代の遺跡から様々なオーパーツを掘り起こしています。その内の一つが沖縄にある海底遺跡から発見した、(ニライカナイ)で発見した超生物の聖遺骸、そして古代邪馬台国跡地と思われる遺跡から出土した万能金属またの名をヒヒイロカネです。この金属は生物、非生物を問わず融合し、その存在レベルを最高位まで上げてくれます。実は被験体は貴方だけではなく、成功させていますのでご安心を。」
南雲は水を得た魚のように饒舌に、狂ったように喋り始める。おい!これは本当に大丈夫なんだろうな!?
「貴方はこれから、体が溶け、そしてオリハルコンにより作り変えられます。そしてこの生物と融合し!技術的特異点を超え!生物の範疇を超え!生まれ変わるのです!」
いつの間にか、私が入っていたカプセルの下に、グロテスクな巨体の生物が現れる。
いや!聞いてねえよ!なんなんだよそれ!サイボーグ、義体手術なんじゃないのかよ!
「見た目はご安心ください。ちゃんと人間ですよ!さあさあさあさあ!!!!!!
これより、施術を開始します。
全員配置につけ!」
南雲のことばにより、白衣を着た人間が、様々な機械の前で作業を始める。
おい!やめろよ!こんなの聞いてないぞ!?
私は力の入らない身体を動かし、訴えようとする。だが時すでに遅く、酸素マスクだと思われたマスクから、ドロッとした液体が流れ出し、私の意識は簡単に手離す事となってしまった。
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