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第3話

「フォーチュン・テラー」そう書かれていた。


「おめでとうございます。ノーヴァ様はフォーチュン・テラーになられました。此方がフォーチュン・テラーの初期装備になります」


そう言ってNAVIさんは戸惑っている俺にカード・水晶・ロッドの三つを渡してきた。


「えっと、、、フォーチュン・テラーって占い師でしたよね?渡された道具もそんな感じですし」

言いながらカードを捲ると案の定タロットカードだった。


「はい、フォーチュン・テラーは占い師の特殊派生初期職になります。カードや水晶で自分や相手を占いその結果を物理的、魔法的にもたらす事かできます」

「それって戦闘出来るんですかね?もし出来ないなら街中で占い師になりそうなんですが?」

「先ほども言いましたが結果を物理的、魔法的にもたらすので戦闘は運によりますでしょう」


運か、そんなに悪い方じゃない気がするけど戦闘は難しいかなぁ。すまん日和よ兄ちゃん可愛くなって虫除けにならないどころか戦闘も出来ないみたいだ。一人でそんな風に日和に謝っているとNAVIさんは「次に移ってもよろしいですか?次はステータスポイントの割り振りになります」と何でもないように進めた。きっと今までもランダ厶決定で上級や特殊なの狙って爆死したやつを見てきたのだろう、、、先人たちに敬礼!


「次に移ってもよろしいですしょうか?」

「あ、ハイすいません移って大丈夫です」

「了解しました。ステータスポイントは言葉の通りゲーム内でのステータス、HPやMP等に振って頂くものです。ここでは一律120ポイントになっております。全て振りきってください。余った分は削除されます」


振りきらないと余った分はなくなるなら振り切る以外ないな、取り敢えず振れる項目を確認してみよう。


ネーム ノーヴァLv1

職業 フォーチュン・テラーLv1


HP 40

MP 150


筋力 3

耐久 4

敏捷 6

器用 12

魔力 15

運 20


スキル

ーー


完全に後衛だな!それよりもステータスに運がある。さっきNAVIさんは戦闘が出来るかは運によると言っていたならきっとこのステータスのことだよな。後見た感じHPとMPは耐久と魔力の10倍かな?占い師系だから運が高いのはいいとして魔力と器用が高いのは何かに使うからだよなそれなら、、、


名前 ノーヴァLv1

職業 フォーチュン・テラーLv1


HP 140

MP 310


筋力 3

耐久 14

敏捷 10

器用 22

魔力 31

運 100


スキル

ーー


これでいいだろ。きっと!それに予想通り耐久と魔力はHP・MPと繋がってたな。何より運が三桁あればどうにかなるでしょ少なくとも占いに効果が乗るなら何らかの形でバッファーが出来るだろうしパーティでの活躍が出来るだろ


「これでいいです。」

「了解しました。確定しますと振り直しが出来ませんよろしいですか?」

「あ、そうだ、確定の前にステータスってどうやって増えるか教えてもらえますか?」

「可能です。ステータスはレベルアップ時に一割づつ増える他1Lv毎にステータスポイントが5もらえます」

「なるほど、ありがとうございます。じゃ確定で」

「確定しました。最後にスキル取得に入ります。まず、職業により自動取得スキルがあります。全て取得されますか?」


自動取得なんてあるんだ、取り敢えず職業でって事は生産や戦闘で使うスキルってことだよな取らせるくらいだし全部取っちゃうか。


「全部取得で!」

「了解しました。自動取得可能スキルの全取得を行いました。ステータスをご確認下さい」


言われた通りステータスを確認すると数値は変わってないがスキルがいっぱいあった


スキル

占瞳1/10 タロット1/10 ダウジング1/10

占術1/20 瞳1/10 カード1/5 投擲1/15

ロッド1/20 召喚1/10 具現化1/10


「スキルの説明をしてもらっていいですか?」

「了解しました。まずスキルの欄に見えている物が現在使用可能なスキルになり、スキル名をタップするとスキルの効果が確認はできます。また、初期スキルスロットは誰がどの職業で初めても10個固定です。スキルスロット以上のスキルを取得すると自動で控えスキルとなり、控えスキルの確認はスキル欄を右にスワイプすると確認することができます。また、控えとメインのスキルはいつでも変更可能です。次にスキルの使用方法は自分で使おうと思った時にスキルの代償やコストが払えることです。例を挙げますと魔法スキルを使う時にMPが規定値に満たなければなければ発動しません。次に取得可能スキルについてです。取得可能スキルの確認はスキル欄を左にスワイプしてください。そうしますと条件を満たし取得可能なスキルが出てきます。最後にスキルの横にある数字ですが此方はスキルレベルと上限レベルになります。上限レベルまで上がったスキルはマスタースキルとなりスキルスロットを使用しなくても使える様になります。以上がスキルの説明になります。ご質問はありますか?」

「スキルの取得条件は確認出来ないんですか?」

「取得条件はここではお教え出来ません。ですがゲーム内でプレイヤー同士の情報交換やNPCとの交流、ダンジョンでの探索で明確に認識したスキルと条件は取得欄でスキル名と条件を確認出来ます」


なるほど、頑張って探索したり師匠を見つけろってことね。


「判りました。ありがとうございます」

「では、これでキャラクター作成及びチュートリアルを終了します。最後に所属国の希望はございますか?」


商業国ハリス・軍事国ノヴァ・聖教国テンペス・信行連合オパノハ・遊楽国テレジア

俺は約束通りテレジアを選んだ。


「遊楽国テレジアですね。ノーヴァ様貴方の旅路が良き旅であります様に!それではゲームをお楽しみ下さい」


NAVIさんがそう言うと部屋全体が眩いほど白く光り瞑った目を開けたらヨーロッパの様な街並みが見える噴水広場だった。

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