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君と僕が姉弟になった日  作者: だいどぅ
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聞きたくなかった

この作品は私が参加しているtwitterの企画の#睡蓮へ堕ち逝くの自キャラの過去となっております。

容姿、設定が見たい人がいましたらtwitterの方で検索をかけていただけると幸いです。

今日もいい天気だ。何か依頼を受託して討伐にでも行ってこよう。

家を出て、ギルドの方へと向かう。

いつも通り人の視線が痛い。そんなのも日常で慣れたものだ。

ギルドに着くとメンバーが何かコソコソと言っている。

嫌われたのだろうか?まぁいい。

そんな事を考えながらカウンターへと向かう。

討伐の依頼を見ている際に声をかけられた。


モブ「あのっ!」

アルメス「ん?どうしたの?」

モ「どうしてそんなにも平然としていられるのですか?」

ア「どういう事?詳しく教えて」

聞いたのが間違いだった。頭の中が真っ暗になった。

嘘だと言ってほしかった。

姉と友が死んだと言うのだ。ありえない。

ア「そう………ですか……」

依頼を受託するのをすっかり忘れて家に帰った。


また1人になってしまった。あの時の様に彼女は助けてくれない。

ふと我に返る。気付けば包丁を持って手首を斬りつけていた。

幸い、痛覚が無かったのが良かった。すぐに治療をし、終わるとドカッと椅子に座った。


目を瞑る。あの時の記憶が蘇ってくる。思い出したくない記憶だった。

僕と姉がまだ赤の他人で、姉弟ではなかった時の思い出。


嫌に鮮明に覚えていた。苦虫を噛み潰したかのような顔をすると

髪の毛をくしゃくしゃっと掻き上げ絶望のドン底に堕ちると共に昔の記憶を掘り起こした。

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