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現代知識で異世界を考える  作者: つきお
1/1

異世界転移?

「それでは最後に、自己PRをしてください」


「えっと…」


何度もされた質問、でも俺は答えることができない。

まるで、糸で口を縫い付けられているような感覚だ。



――――――――――


「あーダメだ、また落ちた」

俺は高校を卒業してすぐに、公務員になる予定だった。


しかし、第一次の筆記試験は、難なく合格できるのだが、第二次の面接試験で毎回失敗する。


そうして20歳になった今でも、公務員になれないでいる。


「やっぱ諦めた方がいいかな~」


もともと、どうしてもなりたい訳じゃない。

安定した給料、しっかりとした休み。

このような条件だからなりたいというだけだ。


「ああ!!もう寝る!!」


そして、ヤケになりベッドに飛び込む。




―――――――――



「んあ…」


目を開けると、そこには綺麗な青空が広がっていた。


そして右、左と首を傾けると、木が大量に生えている。


最後に、今自分が横になっている地面を確認する。

どう考えても、ベッドの感触ではない。


「そうか…俺は今、土の上で寝ているのか…」


土の上で寝ると、静電気を放電できて健康になれるって聞いたことがあるし、案外いいかもな。


「って、バカタレかーー!!」


と、ベタな一人ノリツッコミを終えたところで、今の状況を確認する。


俺は昨日、確かに家のベッドで眠ったはずだ。


それなのに、今俺は森?の中にいる。


「おいおい、何の冗談だこりゃ…」


とてつもなく困惑していたが、このままここに居てもどうにもならないので、危険を承知で森の中を歩いてみることにした。

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