衝動
俺はいつになったら、少年になるのだろう。
心に鞭を打ち働く、背中に林檎が突き刺さる。
あいつの物音でさえも、イライラが募るばかり。
ヘイ、死に身体が俺を腐らせる。
お前の言う通り。
お前の言う通り。
全てを叫ぶ世界も存在しない。
幻でしかないんだ。
叩き起こされる包丁、持つ鬼嫁は俺の喉元へ向かう。
臭いが俺を酔わせる。
君の正しさはわからなくもない。
君の正しさはわからなくもない。
うるさい、黙れ。
うるさい、黙れ。
ただ、唱えるしかこの静寂は守れないんだ。
お願いだから、黙れ。