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英知の槍  作者: ねこじゃ・じぇねこ
作品説明
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用語説明

※分からなくなった時にでもお読みください。本編はプロローグより始まります。

 魔物:人々を食らう生き物。世界中にて生息し、大地を蹂躙している。彼らなりの掟があり、掟を守らない人間は獲物としか見ないが、中には人間に恋をする個体もいるらしい。天使の作った聖域の中に踏み込むことが出来ない。


 天使:魔物に怯える人々を救うために大地に降り立った者。七人存在し、それぞれが定められた領域に住まう人々の前に現れ、聖域を創ったとされる。


 聖域:人々を魔物から守るために天使によって造られた結界。或いは、その守られる範囲にある土地のこと。七つの結界が存在し、それぞれに国が建てられている。


 英知の天使:本作の舞台となる聖域を作り上げた天使。その翼は青く、水のように清らかな心を持っているという。果実を生み落とし、人々に知恵として槍を与えた。


 英知の国:舞台となる国。英知の天使が舞い降りて新しく出来た南東の国。聖域の出来るより昔から一角獣の伝説が残り、今もその存在を信じられている。英知の天使によって知恵を与えられた人々の末裔が多く住み、学問の聖地と呼ばれ、人々の知的水準も高いとされる。


 黄金の果実:その昔、天使達が産み落としたとされる光り輝く果実。果実が地面に落ちた時にユグドラシルは生まれ、人々を守る聖域が誕生した。ユグドラシルの親であり、全ての果実の始祖である。


 ユグドラシル:天使の産み落とした黄金の果実より現れた大樹。その枝が聖域を創りだし、聖域の寿命を保つ血脈となっている。果実が悪しき者の手に渡った時、枯れてしまう恐れがあり、枯れてしまえば聖域はなくなってしまう。果実が安全に滅んだ時は、再び果実の入った卵を生みだす。そのため、果実の母親とも言われる。


 果実:ユグドラシルより生まれる聖域の心臓。あらゆる者に狙われているか弱い存在。ユグドラシルの根元より石のような卵として生まれ、七年の月日をかけて孵化した後に、百年の時を生きようと目指す。見た目も肉体も人間と変わらないが、その心臓に果実が秘められており、人の血を一滴でも継ぐ者を一瞬にして魅了する力がある。


 槍:英知の天使の羽から生まれた武器。その矛先は激流のように鋭く、一角獣の角のように悪しき敵を貫く。果実が生まれた時に槍の印という痣を受けてこの世に現れ、果実が死ぬ時に共に死を迎える。果実がいる限りは不死であり、その命が続く限り果実の為だけに戦い続ける。


 魔族:聖域に弾かれるはずの魔物の血を受け継いだ人間。大きく、獣人、鬼族、人妖に分けられるが、その殆どがあらゆる獣人の一種であり、鬼族や人妖は殆ど存在しない。聖域の中を歩けるほどの人の血を継ぎ、身分を証明するものさえ持っていれば、どんなに魔物の血が濃い者でも人として扱われ、人として暮らすことが約束されている。


 人鳥:魔族のうち獣人に分けられる者。怪鳥と人の姿を自由に切り替えられる力を持つ。愛玩用から食用まで多くおり、多くの国であまり人としての権利を守られてはいない。だが、怪鳥である為に凡人離れした力と飛行能力を持つため、ガーディアンとして雇われることもある。


 鬼族:魔族の中でも特に強い力を持つ種族。人としての自覚に欠け、食人、殺人、吸血などを行うとされ恐れられているが、知能が高いためあまり目立った行動をしない。


 機械人形:心を宿す人形。生きているかのように振る舞っている。壊されても復元は出来るが、その記憶や人格は二度と戻せない。時代と共に数が減っている。


 合成生物:近代になってあらゆる国で造られ始めた優秀なキメラ。勇敢の国では武力、愛情の国では美しさというように各国で強調される特徴が変わる。英知の国では知能指数が優先される事が多いが、愛情の国生まれの一角獣をモチーフにした者も人気が高い。優秀である者が多いため、個々のプライドも高い。


 人工生物:各国で研究されていると噂される存在。合成生物とは違い一から命を創りだす研究をしているらしい。


 神殿:ユグドラシルの生える場所に建てられた広大な施設。各国に一か所必ずあり、独自の掟によって統治されている。果実と槍の匿われる住まいでもある。純粋な人間だけではなく、魔族や合成生物等も務めている。


 湖:英知の神殿において、ユグドラシルの生える中庭に広がる深くて広い湖。古来よりその場所が槍と果実の墓であり、槍と果実が亡くなった時は、遺骸を灰とした後にその湖に沈められることとなっている。


 神官長:神殿を統治し、天使を遣わした神々に仕える者。神殿における絶対的存在であり、神殿の中では代々の王族や時の権力者であっても逆らえないとされる。


 幹部:神官長の側近。槍や果実と同等の権力を持っているとされる。神官長の補佐に徹しているため、槍や果実とは殆ど関わることがない。


 ガーディアン:国を守るつわもの。その内、神殿に仕える者は、数人の頭を立てて神殿を守っている。個々の能力は槍よりも長けている事が多い。


 魔術師:聖域の内外に存在する魔法使い。その内、神殿に仕える者は、数人の魔術師長の命の元に結界を張ったり、医療を行ったりする。英知の国においては、その技術に優れた者を賢者と呼ぶ事もある。


 神官:神殿に務める者達のうち、魔術師やガーディアンではない者。各々の役目があり、その役目を通して神官長、延いては神々に仕えている。


 狂人:特殊な力を有し、聖域の中の世を乱す狂った人間。鬼族の血を継がない場合は偽物の鬼と呼ばれ、殺人鬼、食人鬼、吸血鬼、天邪鬼などに分けられる。その正体は、悪魔と取引をした人間であると言われている。


 悪魔:聖域の中に隠れ潜む影。果実を狙っているとされるが、その存在を認識している者は少ない。絶望や恨みを持つ人間の前に現れ、取引を持ちかけると言われている。


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