表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/17

地獄の学校。

その日は、リイナの行為に戸惑いつつも課題や自学を行い、余った時間はパソコンでニュースを見ていた。


翌日


身支度を整え、学校へ行く。

駅に向かっている途中。


「おっはよー!リク☆」

リイナがやってきた。

ウザい。スルーだ。

「ちょっと、スルーなんてしないでよ。」

などと言いながら、腕を絡めてくる。

「やめろリイナ。人が見てるぞ。」


駅を利用するのは高校生がメイン。

その3分の2以上がこちらを見ている。

恥ずかしいったらありゃしない。


「いーじゃん。私たちの愛の深さをみんなに見せつけられるしー」

いや、あんたが僕を愛していても、僕はあんたを愛してないからな。


絡んでくる腕はとても力強く、こちらから離れることは不可能に等しかった。

仕方ないので、電車も、降りた後の徒歩も、二人で行くしかない。

ほら、人が見てる。

あー嫌だ!なぜ僕がこんな目に遭わなければならないんだ!


しかし、地獄はここからだった。


下駄箱から内ズックを取るために、俺とリイナは一度絡めていた腕を離す必要があった。

そのスキをつき、リイナを出し抜いて教室に駆け足で入った俺は、死亡フラグが立ったと悟った。

なぜかって?

黒板をみてご覧。俺とリイナの相合い傘が大きく描かれてるからさ。

さらに、教室に入った時に自分に集中した男子の殺意がこもった目。


あはは…

ダメだこりゃ。

もう、終わった。

人生オワタ\(^o^)/


いや、待て。なぜクラスの連中がこれを知っている?僕の乗ってきた電車は朝一のものだ。

だから、ここにいるのは、別の方面の電車、または車、自転車、徒歩などの手段で来た連中だ。

朝の腕組みを見た者は皆無と言っていい。


「リク~」

リイナが教室に入ってきた。

リイナもこの光景に驚くに違いない。


しかし…


リイナは不敵に笑っていた。


何が、どうなっている?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ