登場人物
東海林 陸 (リク)
中高一貫校の中3。元アニオタ。以前は友もいたが、ある出来事をきっかけにオタク趣味も友人も全て捨ててしまった。今では、身の回りのことを全て賄おうとして、他との関わりを断とうとしていた。ここ最近の趣味は部屋を落ち着いた家具で彩ることと、厳選された紅茶を飲むこと。
自動車事故に遭い、多くの人に助けられることで人の良さを再確認し、周囲を少しずつ受け入れる。
荒川 莉井那 (リイナ)
リクと同級生。以前はあまりリクに興味を持ったりはしなかったが、リクの目つきが変わってしまったことを不思議に思い、近づく。
とても優しく、成績優秀。スポーツはあまり得意ではない。
新田 翔 (ショー)
リクやリイナと同級生。チャラ男系の男子で情報屋。隠しカメラや盗聴器など、情報収集のための道具は常に携帯している。また、人に貸したりすることもあるため、そう言う機器を複数個持っている可能性が高い。
機材だけでなく、人間関係にも恵まれており、人脈を利用して情報を手に入れることもしばしば。
性格は一見軽いが、人と深い関係を作ることが怖く、上辺だけの関係を重視している。
友人を捨てたというリクに興味を持ち、リイナと協力して接近を試みる。
大沢 俊吾 (シュンゴ)
リクの同級生。
柔道部所属でガタイがいい。
すごい力持ちだが、勉強はあまり得意ではない。面倒見がいい友情に熱い男。
リクが自動車事故から復帰した時、まだギプスをつけていた彼を助けたことから親交が深まる。
実は彼も柔道の試合で大怪我を負ったことがあり、その時に力になってくれた親友がいたため、彼を見習いたいと言う意識から困った人を放っておけない性格になった。
星野 礼奈 (星野先生)
リク達の学校の保健室の先生。
歳は25と若く、生徒達の気持ちを尊重する優しい先生。多感な中学生が保健室に逃げ込むことを理解し、容認している。
カウンセラーとしての能力も高く、保健室に来た生徒達の相談にもよく乗る。
木村 典子 (木村先生)
リクのために星野先生が呼んだカウンセラー。54歳。小学校5、6年生の時のリクの担任でもあり、中学受験の時にはとても世話になったため、リクは彼女のことを尊敬している。
また、星野先生の小学校時代の担任でもある。
昨年、思うところがあって小学校教師を退職し、スクールカウンセラーとして働きはじめる。星野先生の連絡を受け、他の学校と掛け持ちでリク専属のカウンセラーとなる。




