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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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94話 死んだ者との会話

怪物の飴玉モンスターキャンディー…?」

と村上漢頭は聞き返した。すると、デリットが言った。

「聞いたことがある。紫色の飴玉で、それを食べると数分間、怪物の肉体を手に入れることができるってな…。それだけじゃない。あれは三大悪魔武器のなりそこないの武器…。三大悪魔武器とは、悪魔の継承インヘリタンス悪魔の鉄拳ブレイカー悪魔の邪眼グラヴィレイ…これらは全て使用者の身体を変化させる武器だ…。だが、怪物の飴玉モンスターキャンディーはあまりにもエグイため、表では忘れられた武器だ…」

「よく知ってるじゃないか…裏切られし小悪魔…」

と牙斐矢は言い、両足を怪物のような太い足に変化させ、デリットに襲い掛かった。

「愚かなる三人の悪魔の一人…魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントよ!!」


一方、ホテルの入り口前では僕たちの目の前に悪魔六剣士ソードマンデビルズが現れた。

「バカな…こいつらはもう…死んだはずじゃなかったのか…!?」

とマースさんは言った。その召喚された悪魔の中にはかつて戦ったネロスもいた。

「ここは…人間界か…?」

とネロスは言い、僕を指差した。

「お前は…松田隼人…か…。どうだ…?ゼルキルムの野望は…阻止できたのか…?」

「あぁ、ネロス…お前は死んだんじゃなかったのか…?」

「死んだ。だが、この感じ…どうやら生き返ったようだ…身体が重いがな…」

「もし、お前が生き返ったのならば…頼みがある…」

「頼み…?」

「俺たちに力を貸してくれ…」

するとネロスは答えた。

「わかった。お前に力を貸そう」

と言い、ネロスと僕は握手しようとしたとき、狩武が僕たちを見て言った。


「俺の邪魔は何人たりとも許さん…!!」

すると、狩武は手を合わせた。それと同時に悪魔六剣士ソードマンデビルズはバタッと倒れ込んでしまった。

「おい!大丈夫か!」

と僕は言ったとき、ネロスは無言でムクッと起き上がった。他の剣士たちも起き上がると、ネロスは剣を抜いて僕に襲い掛かってきた。僕は瞬時に悪魔化し、攻撃を避けた。

「やっぱり…戦わなきゃいけないのか…?」


「精神操作だ…あいつら悪魔六剣士ソードマンデビルズは俺の道具にしかすぎない…」

と狩武が言ったとき、レアルの口から魔神のパンチが飛んできた。

「俺に触れるな!」

と狩武は言うとレアルを魔神のパンチごと吹き飛ばした。

「キャア!!」

とレアルは言い、地上に落ちいった。するとゼルキルムはレアルの足を掴み、肩に乗せた。

「飛べねぇなら無茶すんな!この小悪魔!」

「アンタが全く攻撃しないからアタシがしただけさ!ほら、攻撃が来るぞ!」

とレアルは言うと、ゼルキルムは狩武が手のひらから放った光線を避けた。その光線は海のほうに落ちていき、凄まじい爆発が海の上で起きた。

「なんつう威力だ…」

とゼルキルムは言っていると、狩武は高速のような速さでゼルキルムの顔面を掴んだ。

「ぐお!離せッ!」

とゼルキルムは狩武の腕を掴み、顔面から離そうとしたが、万力のような力で離せなかった。

「ゼルキルムを離せ!」

とレアルは言い、口から魔神のパンチを放ったが、狩武は翼で強烈な突風を起こし、レアルを吹き飛ばした。「くそぅ!!」とレアルは言い、地上に落ちていってしまった。

「くそぉ!!すまない…松田隼人ぉ…!!!」

とゼルキルムは言ったとき、狩武はニッと笑い、ゼルキルムの顔面を手のひらから放つ光線とともに、ゼルキルムの頭を吹き飛ばした。その光景を見たレアルは地上に向かって落ちながら言った。

「ゼルキルムゥー!!!」






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