表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
92/231

88話 魔術師との会話

久々に次話投稿しました。まだまだ文法がド下手ですが、お読みいただくとありがたいです。

 僕は天魔の門という中に封印されてしまったが、僕はその空間の出口となる門に引きずり込まれた。

「ここは…どこだ…?」

 と引きずり込まれた僕は言い、周りを見渡した。真っ暗で何も見えなかった。

「時は来た…」

 と真っ暗な空間のどこかから声が聞こえた。僕は暗闇に向かって叫んだ。

「誰だ!返事をしてくれ!」

「我が名は最強の魔術師…何万年前にこの空間に封印された人間だ…」

「…俺は…人間界には戻れないのか…」

「いや、ちがう。俺が人間界に移動するお前を一時的にこの空間に呼んだのだ。話があるからな」

「話?」

 と僕が聞いたとき、白く輝く亡霊が現れた。

「うわっ!!でた!!」

「勝手に幽霊扱いするな。お前の肉眼じゃ俺の姿が見えないから、わざわざ身体を光らせてるのに…」

「あ…それはすいません…」

「いいか?お前の持っている悪魔の継承インヘリタンスは仮の姿に過ぎん」

「仮の姿…?ってか俺の悪魔の継承インヘリタンスは敵に奪われたんだけど…」

「仕方ない。まずはそこからだな」

 と白銀の衣を着ている魔術師は言うと、杖を取り出した。

「腕輪に眠っている王者…ルシファーよ…。ここに姿を現せん!!」

 すると、輝かしい光と共に悪魔の継承インヘリタンスが現れた。同時に人間界では…。


「なっ!!悪魔の継承インヘリタンスが消えた!!」

 とホテルの駐車場にいた牙斐矢が驚いていた。ピエーヌが牙斐矢に言った。

「んなことはない!!落ちてはいないのか!?」

「どこにも無いんだ!!」


 一方、僕は再び悪魔の継承インヘリタンスを手にした。すると、魔術師は僕に聞いた。

「その悪魔武器を装着したとき、お前は別人のようにならなかったか?」

「うん。そのことを俺は悪魔化って言ってたけど…」

「それはその腕輪の中に眠っているルシファーが、お前の身体を支配したからだ」

「マジか!結構危ない状況になってたんだな…」

「まぁ、ルシファーはどういう訳かお前の身体を完全に乗っ取ろうとはしなかったがな」

「でもルシファーってもう死んだんじゃないのか?今 人間界にいる狩武ってやつはルシファーとゼウスの生まれ変わりって父さんから聞いたけど…」

「その話は俺が作ったウソだ。まぁ、松田直人はそのことに気付かず死んだがな」

「嘘なのか…?じゃあ、なんで狩武は神と魔王の力を使えるんだ!?」

「考えられるのは二つ…過去に天使の継承インヘリタンス悪魔の継承インヘリタンスの力を奪ったか、この俺の力を奪ったか…。だが後者は確率が低い」

「ってことは…天使の継承インヘリタンス悪魔の継承インヘリタンスの力を奪った…ってことか…」

「そうなる。どっちにしても今の不完全な悪魔の継承インヘリタンスじゃ神と魔王の力に勝つのは不可能だ。たとえ悪魔の邪眼グラヴィレイを持っていたとしてもな…。腕輪を貸せ」

 と魔術師は言うと、僕は魔術師に悪魔の継承インヘリタンスを渡した。

「よし、始めるぞ。悪魔の継承インヘリタンス覚醒術を!!」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ