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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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82話 二つの戦い

「来たな…、天真!!」

と僕は天真に向かって大声で言い放った。

「そこをどけ、松田隼人。俺たちはその部屋にいる総理大臣に用があるんだ…」

と天真は言い、天使の継承インヘリタンスを身に着けた。


聖弥が僕に言ってきた。

「そう言えば、今のお前には悪魔の継承インヘリタンスが無かったんだったな!!なら、殺すのは簡単だ!すぐに楽にしてやるよ!!」


そう言うと、聖弥は銃を構えた。

「さらばだ、愚かな継承者…」

と聖弥は言い、ピストルを撃とうとしたとき、聖弥は壁に飛ばされた。

「なんだ…!?」

とその光景をみたセレシアと康彦は驚いていた。


「くそっ!!一体なんだってんだ…!?」

と聖弥は言い、銃をガチャガチャ変形させ、マシンガンの形にした。

「すぐに殺してやるッ!!」

と聖弥は言い、連射させた。


しかし、

僕のほうに飛んできた弾は全て、地面に叩き落とされた。

「あれは…重力による技…」

と天真は気づいたようだ。


しかし、

気付いていない聖弥はまた連射しようとした。

聖弥が連射する直後、僕は重力による技で聖弥を地面に叩き落とした。


「クソがッ!!奴は悪魔武器を持っていないはず…!!なのになぜ…!?」

といまだにわからない聖弥に天真が言った。

「愚か者!松田隼人の眼を見ろ!」

「眼…?眼なんか見たって…」

と言いつつも聖弥は僕の眼を見た。


「なるほど、松田隼人あの眼は悪魔の邪眼グラヴィレイか…。しかも両目とも…」

とセレシアも気付いた。

「そういうことか、道理で重力を操れるわけだ…」

と聖弥も理解したそうだ。


「ここからは俺がやる。聖弥、お前は下がってろ」

と天真は言い、身体の三割が天使化した。

「天真の相手は俺だ。お前達は天皇陛下の部屋の入り口を封鎖しろ!」

と僕は真司たちに言った。


そのとき、

ある声が聞こえた。

《戦闘条件が整ったので、再び第五回戦を開始します。第五回戦は天使の継承者 武沢天真たけざわてんま。悪魔の継承者 松田隼人まつだはやとの戦いです》


「これは…レティアの声だ…!!」

とマースさんは言った。

「まだ天使と悪魔の戦争は続いていたのか…!!」

と聖弥は言い、セレシアが言った。

「なら、この戦いの勝者側の願いが叶うということか…!!」


僕と天真は戦闘態勢になった。

それと同時に、レティアの声が聞こえた。


《戦闘開始!》



そのころ、

ホテルの駐車場では狩武たちの前に村川漢頭むらかわかんずと裏切られし小悪魔 デリットが現れた。

「また来たのかい…?懲りない奴だ。松田狩武」

と村川漢頭は言い、悪魔武器 亡霊の番傘アパリションアンブレラを構えた。


「ワタクシどもが援護します。狩武様。あちらには厄介な裏切られし小悪魔がいますが、こちらには狩武様だけでなく、ワタクシと牙斐矢もいます。戦力はこちらが有利です」

とピエーヌは言い、ピエーヌの額は赤いハートに変わった。


「ピエーヌ…」

と狩武は言い、ピエーヌを睨み言った。

「邪魔をするな。こいつらは俺が倒すと言ったはずだ」

「は…はいッ!!」

とピエーヌは言い、後ろに下がった。


「戦うのはお前だけなのか?狩武」

とデリットが聞いたとき、狩武は答えた。

「昨日、計画通り総理大臣を誘拐できなかったことに、俺は今イラ立ってる…。すぐに終わらせよう。跡形もない姿にしてな…」


「こりゃあ、真面目に戦わないと、殺されるな…」

とデリットは言った。

「覚悟しろ…」

と狩武は言い、戦闘態勢になった。





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