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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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81話 ホテルでの戦闘

日本国内ホテルの裏に狩武たちはいた。

「さぁ、作戦開始だ!ここからは作戦通りに行動しろ」

と狩武はピエーヌと牙斐矢、それに天真たち天使に言い、動き出した。


そのころ、

僕たちは謎の老人 ダガンさんの車に乗り、総理大臣のいる日本国内ホテルに向かっていた。

レアルの一番解けにくい契約…それは一体何なのか…?

僕はそんなことを考えていると、車はある建物の前で止まった。


「ついたぞ、このホテルの最上階のスイートルームに総理大臣はいらっしゃる」

とダガンさんは僕たちに言った。

僕たちは車から降り、ホテルに入ろうとした。


しかし、

「おい、このホテルは関係者以外立ち入り禁止だ!」

と警備員が僕たちに言ってきた。

すると、ダガンさんが警備員に言った。

「ワシは総理大臣の知り合い、名はダガン・ハリースなのじゃが、お会いはできませんか?」

「今、総理大臣様に確認を取りますので、お待ちください」

と警備員が言うと、その警備員はスイットルームに入って行った。


スイートルームでは、

総理大臣が椅子に座っていた。

「失礼します。ただいまダガン・ハリースという名のアメリカ男性が面会に来ていらしているのですが、よろしいでしょうか?」

と警備員は総理大臣に聞いた。



それからしばらくして、

警備員が現れ、僕たちに言った。

「総理大臣からの許可が下りたため、入室を許可します。しかし、念のためボディテェックをさせていただきます」

そう言うと、僕たちは一人一人ボディテェックをされた。


僕はふと、悪魔武器のせいで敵と思われる!と思ったが、

真司の邪神の弓矢デイモンアーチェリーという悪魔武器は普段はただの棒で、

マースさんの死神の黒剣デスブラックソードは普段、剣の刃の部分が無く、戦う時に刃が生えるらしいし、

黒鳥の魔獣の首輪ビーストネックレスはただのネックレスだし、

朱希羅の悪魔の鉄拳ブレイカーはただのグローブだ。


なんだ、安心した~。

と思った僕だった。


ボディテェックも終わり、僕たちはいよいよ最上階の総理大臣の部屋に入ろうとした。

そのとき、

ある声が聞こえた。


「あの男だ!総理大臣の命を狙う男が現れたぞ!!」


そう、それは狩武のことだ。

駐車場に狩武とピエーヌはいた。

その二人を警備員が銃を向け聞いた。

「二十歳ぐらいの男にピエロの男、あと一人、黒ジャージ姿の男がいないな。どこにいる!?吐くんだ!!」

すると狩武は答えた。

「そうだな、お前たちの後ろにいるんじゃないか?」


そう言うと、警備員の一人が殴り飛ばされた。

「なにっ!?」

と他の警備員たちは驚き、辺りを見渡した。


すると、また警備員の一人が殴り飛ばされた。

「おい!しっかりしろ!ちゃんと周囲を見渡すんだ!」

と言った警備員が殴り飛ばされた。


「彼のステップは半端なく高く、あなたたちの視界には映らないでしょう。あっ、パンチの威力も高いのでご注意を」

とピエーヌが言うと、また警備員が殴り飛ばされた。


殴り飛ばされた警備員は全員気絶している。

そんなとき、

そこに一人の人間と一人の小悪魔が現れた。


「来たな、ここからは本気で行く」

と狩武は言った。

狩武たちの目の前に現れたのは村川漢頭むらかわかんずと裏切られし小悪魔 デリットだった。


そのころ、

ほとんどの警備員は狩武たちのいる駐車場に行ってしまい、今、ホテルの中にいるのは僕たちと警備員が2~3人だけだった。

そんなとき、ホテルの入り口にいた警備員が何者かに吹っ飛ばされ、誰かがホテルに入って来た。

その者たちはエレベーターで最上階まで上がってきたのだ。


僕たちはエレベーターの前で待機していた。

「誰か来るぞよ!」

とダガンさんは言った。


そしてチーン♪という音と共にエレベーターのドアが開いた。

エレベーターの中にいたのは天真たち天使だった。

「来たな、天真!」

と僕は天真に言った。

「誰かと思えばお前か…悪魔の継承者 松田隼人…。丁度いい、ここで殺してやる」

と天真は言い、天真たちは天使武器を構えた。

僕たちは悪魔武器を構え、今、スイートルームの前で激闘が起ころうとしていた。





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