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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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80話 出陣!

狩武たちは地下の駐車場にいた。

天真たち天使もいる。


「総理大臣の誘拐は失敗したのかよ…。だらしねぇ…、そんなんでこの世界を支配するつもりか?」

と森島聖弥は天真に言った。

すると牙斐矢が聖弥に言った。

「あっちには裏切られし小悪魔 デリットと村上漢頭という悪魔武器の使い手がいた。なかなかやる奴らだ。今度はお前たちも同行してもらうことにしよう。天使諸君」


「で?総理大臣はどこにいるのです?」

とピエーヌが聞いた。

「今から探す…」

と牙斐矢は言い、目を閉じた。


すると牙斐矢の目の瞳が無数に増えた。

「…………日本国内ホテルだ。警備員もウロウロしている。目立たない夜中に潜入したほうが良さそうだ」

と牙斐矢は言い、目の瞳が元に戻った。


「いや、昼に行く」

と狩武が言った。

「なぜ昼に行く?確実に警備員に発見されるぞ」

と天真は狩武に聞いた。

「警備員どもはこちらの数を俺とピエーヌと牙斐矢の三人で予想しているはずだ。なら、わざと俺たち三人は見つかり、その間にお前たち天使は天皇陛下を誘拐しろ。警備員は殺してもいい」

「了解」

と牙斐矢だけは言い、狩武たちはホテルに向かって歩き出した。



そのころ、

僕たちは電車に長い間乗り、総理大臣の屋敷にたどり着いた。

ゼルキルムはさすがに姿が悪魔なので、人目がつかぬよう、空を飛んでいた。

何百という数の警察がうろついていた。

「総理大臣はどこに行ったんだ…?」

と朱希羅は言った。


「あの方々なら、ホテルに行ったよ。ここは危ないからねぇ」

と知らないおじさんが車の中から話しかけてきた。

「ん??どちら様ですか…?」

と僕は知らないおじさんに聞いた。


「あぁ、そうだねぇ。自己紹介しないとねぇ。ワシの名はダガン。アメリカ育ちの老いぼれだよぅ」

とおじさんは言い、僕は聞いた。

「あの…ホテルってどこですか…?」

と僕はおじさんに聞いた。

「ワシの車に乗れ、連れて行ってやる」

とおじさんは言い、車の窓を閉めた。


「どうする?もしかしたらこれって誘拐?」

と真司は僕に聞いてきた。

「大丈夫だろ、もし誘拐だったとしてもこっちには悪魔武器があるし」

と僕は答えた。


そのまま、僕たちは会議していたが、またおじさんが車の窓を開け、僕たちに聞いた。

「どうした?狩武から悪魔の継承インヘリタンスを取り戻したくないのか…?」

「えっ!?」

と僕は思わず言ってしまった。

なぜ、このおじさんは狩武と悪魔の継承インヘリタンスのことを知っているのだろうか…?


僕たちはそのおじさんを信じて、車に乗り込んだ。

車に乗り損ねたゼルキルムはそのまま空を飛び、僕たちの乗った車について行った。



そのころ、

日本国内ホテルの裏に狩武たちがいた。

狩武は天真たち天使とピエーヌと牙斐矢に言った。

「さぁ、作戦開始だ…!!」











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