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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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76話 夜の訪問者

ただいまの時刻はPM11:34。

もうすぐ、一日が終わろうとしていた。

僕たちは目的を達成するために、今日は休んで明日の朝に狩武の捜索を開始しようとしていた。


しかし、

時同じく総理大臣の屋敷に黒い影が迫っていた。

もちろん、それは狩武とピエーヌだった。天真たちはそこにはいなかった。

二人の警備員が狩武たちに気付くと、歩きながら近づき言った。

「ここは総理大臣の許可がない限りいてはいけないんだ。出てってくれ」


すると狩武は言った。

「やはりここに総理大臣がいるのか…」

「手を上げなさい!総理大臣に何用だ!?」

と一人の警備員は言い、狩武とピエーヌに銃を構えた。


狩武たちは抵抗せず、そのまま手を上げた。

「そうだ!そのまま車に乗って署まで来てもらおうか?」

ともう一人の警備員は言った瞬間、ピエーヌのおでこが赤いハートに変わり、口から炎を吐いた。

その炎は二人の警備員に飛び、二人の警備員を焼き殺した。


「ひっひっひっひ、大人しくしとけばいいものを…。無様だなぁ、人間♪」

とピエーヌは舌をベロベロ出し、焼き焦げた警備員たちに言った。

もちろん警備員たちは死んでいる。


「さっさと行くぞ。時間を無駄にはできん」

と狩武は言い、屋敷の中に入って行った。

「屋敷を燃やしたほうが早いんじゃないですか?」

とピエーヌは狩武に言った。狩武は答えた。

「総理大臣は殺さない。人質にするからな。それよりグズグズしているとどんどん警備員が来るぞ?」

「別に来てもいいじゃないですか?みんなどうせ死ぬのですから、ちょっと死ぬのが早くなるだけでしょ?」

とピエーヌはグチグチ言い、屋敷の中に入って行った。

屋敷の中は外よりも警備が厳しいため、屋敷に入った瞬間、狩武たちはすぐに見つかった。

「侵入者だ!捕まえろ!!」

と警備員たちは声を出し、銃を持ってこっちに走ってきた。

「ピエーヌ?」

と狩武はピエーヌを見て言った。

「わかってますよ」

とピエーヌは答え、ピエーヌのおでこが黄色いスペードに変わった。


「100万ボルトだぁ!!」

とピエーヌは叫び、口から激しい電撃を吐き出した。


なんか金色のガッ〇ュべルみたい…。


警備員たちは感電し、バタバタ倒れていった。

「ひひひ…。感電死しましたかねぇ?」

とピエーヌはニヤニヤ笑いながら言った。


「さっさと天皇陛下のいる部屋に行くぞ」

と狩武は言い、二人は階段を上がっていった。

すると、ある一人の警備員が狩武たちの前に立った。


「また来ましたねぇ。狩武様、殺す許可をお願いします」

とピエーヌが言うと、狩武は答えた。

「あぁ、殺れ」


するとピエーヌはまた電撃を出した。

しかし、警備員は傘を取りだし、その傘で電撃を防いだ。

「なっ!?ワタクシの電撃を防ぐなど…!!貴様、何者…!?」

と攻撃を防がれたピエーヌは混乱し、また電撃を吐き出した。


しかし、警備員はひょいっと避け、傘の先から光線を出した。

その光線はピエーヌに飛んでいった。

ピエーヌは光線をギリギリで避け、言った。

「貴様…、一体何者だ!?」


その警備員は答えた。

「我は総理大臣をお守りする者、そしてこの傘は悪魔武器の亡霊の番傘アパリションアンブレラだ。総理大臣様を狙う者は許さん。かかってこい!」


「いいでしょう。ぶっ殺してあげますよぉ!!」

とピエーヌは言い、悪魔武器を使う警備員に攻撃を仕掛けた。



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