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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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75話 動き出す者たち

右眼を移植した次の日。今日は日曜日だ。

僕たちは父さんの墓参りをした。

もちろん母さんもいる。みんな暗い顔になっていた。


そのころ、

工場跡地に狩武とピエーヌ。それに天使の4人もいた。

狩武がピエーヌや天使の4人に言った。

「これから我々は作戦を開始する。作戦は3日行い、1日に一回の目的を達成させることが絶対条件だ。まず、今日の作戦。我々は今から総理大臣を誘拐し、日本を混乱状態にする。その後、我々の存在を日本に知らせ、その後、世界に知らせる。それが今日の目的だ」


「しかし、厄介なのが何人かいます…」

とピエーヌは言うと、狩武はピエーヌに聞いた。

「厄介…?」

「松田隼人率いる悪魔たちです。奴らにはゼルキルムや朱希羅もいて、さらにあの三大悪魔武器の一つ、悪魔の邪眼グラヴィレイ悪魔の鉄拳ブレイカーを持っています。強敵になるのでは…?」

とピエーヌは言うと、狩武は答えた。

「この俺の輪廻を転生した記憶がある限り、俺は負けない。それにこっちには天使の継承インヘリタンスと三大悪魔武器の一つ、悪魔の継承インヘリタンスもある。その2つの武器はお前が持っておけ、天真」


と狩武は言い、天真に天使の継承インヘリタンス悪魔の継承インヘリタンスを渡した。

「さて、行くか」

と狩武は言い、狩武は黒い稲妻と共に消え、ピエーヌはクルクル回りながら消え、天真たちは光と共に消えた。


そのころ、

父さんの墓参りも終わり、僕たち悪魔は僕の部屋に集まった。

ちゃんとゼルキルムや朱希羅、それにレアルもいる。

僕は悪魔たちを部屋に集め、会議を開いた。


「少し聞きたいことがあるんだが、レアルやゼルキルム、それに朱希羅はいつ天使たちのことを知ったんだ?」

と僕は聞くと、レアルが答えた。

「もう一人、アタシたちの味方がいたのさ」

「味方…?」

と僕は聞くと、レアルは答えた。

「アタシと同じ|魔神に選ばれし三悪魔の一人、憎まれし小悪魔 ラーシさ」

「なっ…!!ラーシだと…!?」

と真司やマースさんや黒鳥は驚いていた。

僕は落ち着いて話を聞いた。

レアルの話どおりだと、ずっとラーシは僕と天真の戦いを見ていたようだ。


「なんでラーシが俺たちに手を貸したんだ…?」

と僕は考えていたら、ゼルキルムが答えた。

「ラーシが言っていたが、悪魔であるお前たちが敵ならまだしも、悪魔の対をなす天使が相手ならお前たちと協力するしかないと言っていた…。やはり悪魔同士で自然に団結してしまうものだな…。この前まで隼人と俺はお互い傷つけあっていたのに…」


朱希羅が僕に言った。

「俺も同じだ。父親への復讐に取りつかれ、隼人たちを苦しんでいた自分が、今じゃ自分じゃないような気がする…。隼人といっしょに戦えば、もっと正しい道を切り開けるような気がする…。俺は最後まで隼人と戦いたい…!!」


僕はみんなに言った。

「俺たちの目的はただ一つ!兄さんたちの野望を止める!!そして正しい道へと導くことだ!!」



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