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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第4章 願いの戦争
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71話 集結する者たち

「マークフォン・ピエーヌ…?一体こいつは何なんだ…?」

とマースさんは死神の黒剣デスブラックソードを持って言った。

ピエーヌのおでこには赤いハートのマークがあった。


「ワタシを倒すことなんて、不可能ですよ。人間諸君」

とピエーヌが言ったとき、おでこの赤いハートの模様が、黄色いスペードに変わった。

「おでこが変わった!」

と黒鳥が言った瞬間、ピエーヌの口から電光がマースさんに向かって飛んだ。


「ぐああああ!!」

とマースさんは感電し、そのまま地面に倒れ込んだ。

「マースさん!!」と僕は言い、マースさんに近づいた。


「殺さない程度にしときました。殺されたくなかったら、黒鳥とマースの悪魔武器をワタクシに渡しなさい」

とピエーヌは言い、僕たちにズンズン近づいてきた。


一方、

ゼルキルムと天使たちの戦いでは、ゼルキルムが完全に圧倒していた。

何故なら天使たちはほとんど体力切れしていたからだ。

「くっ…、あの悪魔…強い…!!」

とセレシアがゼルキルムを見て言ったとき、ゼルキルムは自分を指差して言った。

「当たり前だ。俺は二代目悪魔王を倒した者だからな!!」


そのころ、

病院へ続く道の途中で狩武と父さんが戦っていた。

父さんは血をダラダラ流し、絶対絶命になっていた。

そのとき、

父さんの前に一人の少年が現れた。

そう、悪魔の鉄拳ブレイカーの使い手、矢崎朱希羅やざきあきらだ。

「お前は朱希羅!何でこんな危険な場所に来た!?」

と父さんは朱希羅に聞いた。

朱希羅は父さんを見て答えた。

「あんたを守るためっスよ。真司を早く病院に連れて行ってやってください。ここは俺が何とか足止めしますので」


「お前だけじゃ危険だ!あいつの強さをわかっているのか!?あいつは神の生まれ変わりであり魔王の生まれ変わりでもあり、そして俺の親友の生まれ変わりだ!狩武には神と魔王の力がある!お前では太刀打ちできない!!」

と父さんは朱希羅に言った。朱希羅は狩武のほうを見て言った。

「そのくらいわかりますよ。あなたがそんなボロボロになってるんスから。だけど、俺は逃げない。あなたにはあなたの役目があるはずですよ…直人さん…」


「…お前、いつから俺の名を…!?」

と父さんは朱希羅に聞いたとき、朱希羅は答えた。

「隼人の面会に行ったとき、直人さんの声が廊下に漏れていて、盗み聞きしたんス。まぁ、最初は衝撃だったっスけど」

「そうかい…」

と父さんは言い、真司をおぶって再び病院に走り出した。


「さて、やるか?隼人の兄さん」

と朱希羅は狩武に言い、拳を強く握りしめた。

「面白い。少しだけ遊んでやるか…」

と狩武は言い、朱希羅に襲い掛かった。


一方、

絶体絶命な僕たちの前に魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの一人、呪われし小悪魔 レアルが現れた。

「お前はレアル!レアルなのか…!?」

と僕は聞いた。確かにレアルだ。


レアルは僕たちに言った。

「天使たちの話は全部聞いた!病院に向かえ!!悪魔の邪眼グラヴィレイのフォローをしろ!!」

知っているかもしれないが、悪魔の邪眼グラヴィレイとは父さんのことである。

一体誰から天使たちのことを聞いたのだろうか?

僕たちは病院に向かって走り出した。


「あんたの相手はアタシだ!ピエーヌ!」

とレアルはピエーヌに言い、ピエーヌはレアルに言った。

「あなたと戦うなんて、何年ぶりですかねぇ?」

そして、レアルはピエーヌに攻撃を仕掛けた。



今、悪魔の戦士たちが平滝区に集結した!!




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