表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第4章 願いの戦争
73/231

70話 襲いくる兄

工場跡地では、真司が殺された怒りで、悪魔の継承インヘリタンス無しで悪魔化した僕が天使の三人組と戦っていた。

一方そのころ、

復活した狩武とピエーヌ、そして天真は父さんを探していた。


父さんは真司をおぶって病院に向かって走っていた。

真司はもう息をしていない。

しかし、父さんは真司を病院に運んだ。


一方、

僕はセレシアの突風を避け、康彦の攻撃を避けつつ、聖弥だけを狙っていた。

なんとしても真司の敵を討つ!もう僕の心はそれだけしかなかった。


そのとき、そこに一人の造られし悪魔ヴィルドデビルが現れた。

「己の意識を失うな。復讐に取りつかれるな。俺を倒した人間、松田隼人!」

悪魔化した僕はその言葉を聞き、悪魔化が解けた。

僕の目の前にいたのは、あのゼルキルムだった。


「お前たちは悪魔の邪眼グラヴィレイのところへ行け。こいつらは俺が何とかする」

とゼルキルムは僕たちに言ってきた。

「あぁ…。お前を信じよう…ゼルキルム」

と僕は言い、僕たちは病院に向かって走り出した。



そのころ、

病院に向かって真司をおぶっていた父さんの下に、狩武とピエーヌと天真が現れた。

天真は天使の継承インヘリタンスを身に着け、父さんに言った。

「お前が悪魔の邪眼グラヴィレイだな?かなりのやり手だと聞く。ここで真司とともに消えてもらおう…!!」


そう言い、天使化した天真は父さんに攻撃しようとしたとき、狩武が天真を触れずに吹っ飛ばした。

「ぐあっ!!お前、何を…!?」

と天真は狩武に言ったとき、狩武は天真を睨み答えた。

「松田直人は俺の標的だ。関係ないものは手を出すな。さもないと殺すぞ」


「狩武と戦うには…正々堂々戦えば100%殺される。やっぱりあの時みたいにブラックホールに封印するしかないのか…」

と父さんは真司を道の端っこにあるベンチに寝かせ、戦闘態勢になった。


「前のようにはいかないぞ…?直人…」

と狩武も戦闘態勢になり言った。


そのころ、

病院に向かう父さんを追った僕たちの前に、マークフォン・ピエーヌが現れた。

「なんだお前は…!?」

とマースさんは言い、ピエーヌは笑いながら答えた。

「この先で、狩武様と松田直人が戦っています」


「父さんと兄さんが…!?」

と僕は言い、先に進もうとしたが、僕の目の前に炎の壁が現れた。

その炎はピエーヌから飛んできていた。

ピエーヌは僕たちに言った。

「戦いの邪魔はさせません。あなたたちの相手はこのワタクシですから!!」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ