表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第3章 天使降臨
57/231

54話 天使襲来!!

僕とマースさんは学校帰りに商店街を歩いていると、

突如、商店街のあちこちで爆発が起きた。

そして僕とマースさんの前に、昨日戦った天真以外の3人が現れた。


マースさんとセレシアは目を合わせ、セレシアが言った。

「まだヌルい目をしてるな…。クソ弟…」

マースさんは絶望的な表情でセレシアに言った。

「なんでここにいるんだよ…姉さん…」


「ね…姉さん!?」

と僕は衝撃的な真実を知った。


「へぇ~。あいつお前の弟かぁ。お前と違って弱そうだな、セレシア」

と聖弥はセレシアに言った。

セレシアは聖弥に言った。

「あいつは弱い。だがな、お前とあいつの実力の差はミジンコ一匹分だ。悔しかったらもっと腕を上げるんだな。この鉄砲好きが」


「……んだと!?てめぇここでブッ倒してやろうか!?」

と聖弥はセレシアに言うと、道着姿のゴツイ男が言った。

「止めろ聖弥。俺たちは仲間割れをしに来たんじゃない。目の前にいる悪魔どもを討伐することだ」


「…ちっ、あとで覚えてやがれ」

と聖弥はセレシアに言うと、女神の拳銃ジュノウピストルを持って、僕に言った。

「さて、あの天真がなかなかやる奴だと言ったんだ…。どんな実力なのかな…?」


すると道着姿の男が聖弥に言った。

「俺も手を貸そう。最近暴れてないからイライラしてたところだ。相手は骨のある奴がいいからな」

「待て待て、悪魔の継承インヘリタンス使いは俺の獲物だ!お前はもう片方のほうをれよ!!」

と聖弥は道着姿の男に言ったが、道着姿の男は無視して僕に向かって走り出した。

僕は悪魔化しようとしたが、悪魔化する前に道着姿の男に蹴り飛ばされた。

すごいスピードだ。


「ぐわぁ!!」と僕は言い、八百屋に吹っ飛ばされた。

野菜がゴロゴロ転がっていく…。


道着姿の男は聖弥に言った。

「いいか聖弥…、戦いとは早いもの勝ちだ…」

聖弥は言った。

「っていうか松田隼人は生きてるだろうな…?」

「この程度で死ぬようならば、天真に瞬殺されてただろうな…」

と道着姿の男は言うと、聖弥が道着姿の男に言った。

「お前が瞬殺してんじゃねぇか…?」


一方、

マースさんは死神の黒剣デスブラックソードを持って、セレシアに攻撃を仕掛けた。

しかし、ガキンッ!という音と共にマースさんの剣はビクとも動かなくなった。

「…なんだ?」

とマースさんは剣の様子を見ると、剣は硬い扇子で止められていた。


「お前の悪魔武器はそんな細っちょろい剣か?」

とセレシアは言い、マースさんを扇子が起こす突風で吹き飛ばした。


「うおッ!!」とマースさんは低い声で言い、地面に倒れ込んだ。

セレシアがマースさんに言った。

「アタシの天使武器は、そよ風から嵐まで生み出す、海王の扇子ポセイドンファンだ!!」


「鋼鉄の扇子か…。また趣味の悪い武器持ってんな…」

とマースさんはセレシアに言うと、セレシアは言い返した。

「お前のその黒い剣より趣味は悪くないと思うがな…」


一方、

僕と聖弥と道着姿の男の方は、僕が起き上がった。

「いいか、お前は手を出すなよ?こいつは俺の相手なんだから…」

と聖弥は僕を倒す気満々だった。

しかし、悪魔化した僕は聖弥に言った。

「おい、そこのガキ。俺を倒すだと?やってみろよ」

「おっ、やっと闘る気になりましたか!!」

と聖弥は僕に言い、女神の拳銃ジュノウピストルを構えた。


「まったく…」

と道着姿の男は言うと、僕の前に黒鳥が現れた。


「お前は…!!なんでここに来た!?」

と僕は黒鳥に聞くと、黒鳥は魔獣の首輪ビーストネックレスを身に着け、答えた。

「お前が天使に狙われてるって聞いて、救援に来たんだ。まさか本当に敵が目の前にいるとは思わなかったが…」


すると黒鳥は魔獣化した。

「ドウヤラコノ状況、ヤバイナ…!!」

悪魔化した僕は魔獣化した黒鳥に聞いた。

「お前…魔獣化しても日本語が話せたのか…」


道着姿の男は言った。

「魔獣化する道着姿の少年…。お前が黒鳥 鉄尾くろとりてつおか、なかなかの手練れだと聞く。いいだろう、この天馬の棍棒ペガサスハンマーの使い手、田辺 康彦たなべやすひこが相手になろう!!」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ