49話 4人の侵攻
一体4人組の目的は何なのか?
4人組はどんどん僕のいる教室に近づいてくる。
そのころ、
教室で何も知らない僕は、そのまま眠ろうとしていた。
真司はいきなり起き上がり、「トイレに行こ。」と言い、教室を出て行った。
一方、
2-A組に4人が現れた。
僕たちのクラスは3-A。つまり2-Aの真上にある教室だ。
2-Aも自習だったらしく、生徒しかいない。
4人組はその生徒たちに聞いた。
「この学校にいる松田 隼人っていう奴は知らないか?」
しかし勇敢な男子は言った。
「あんたら何スか?それ以上ほざいたら殴り倒しま…」
次の瞬間、その男子はいきなり廊下に吹っ飛んだ。
それを見た生徒は混乱し「きゃあああああ!」と叫び、怯えていた。
「静かにしろ。」と4人の中の一人が言うが、まったく静かにならない。
「松田 隼人のことを白状すれば、見逃してやる。」
と4人の中の一人が言うと、ある男子が言った。
「た…確か、松田先輩は3-Aだったような気がする…。」
「それは本当か?」
と4人の中の一人が聞いた。
するとその男子は首を縦に振り、「そうです。」と言った。
そして4人は教室を出て、3-Aに向かって歩き出した。
そのころ、
トイレで小便し終わった真司は3-Aの教室に戻ろうとしていた。
すると真司の目の前に4人組が現れた。
「アレッ?4人組ってことは…もしかしてヤバい雰囲気…?」
すると4人組は真司の上履きを見た。
名前は書いておらず、3-Aと書いてある。
4人組は真司に聞いた。
「お前が松田 隼人か…?」
真司は答えた。
「だとしたらどうするんですか?」
すると4人の中の一人が答えた。
「悪魔の継承をいただく。それだけだ。」
真司はその言葉に反応し言った。
「お前ら…悪魔の関係者か…!!」
すると4人の中の一人が答えた。
「悪魔…?そんな貧弱どもといっしょにするな。俺の名は森島 聖弥。おとなしく悪魔の継承を渡せ。」
すると真司は邪神の弓矢を構え言った。
「オレは松田 隼人じゃないから悪魔の継承は持ってねぇよ!!」
すると聖弥は言った。
「そうかお前も悪魔武器を持っているのか…。なら、この俺の天使武器。女神の拳銃でお前に裁きを与えよう。」