表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第3章 天使降臨
51/231

48話 一難去ってまた一難

約一ヶ月前、

サタンデーモンを倒した僕だったが、ブラックホールの中に封印されている男の人を救出することはできなかった。

僕たちは悪魔の邪眼グラヴィレイであるおじさんを捜索したいところだが、学校やいろいろな都合があり、不可能だった。

しかし、ある日のこと、家に黒鳥が現れ、長野におじさんを目撃したという噂を耳にする。

そこで僕は捜索は黒鳥に任せることにした。


ある日の昼、

ただいま僕は授業中だ。

数学の教科書が机を覆っていて、たくさんの数字が並んでいる。

真司はというと数学の教科書によだれという聖水を流して寝ていた。


そんな平和な日常を過ごしていた僕たちだったが、一難去ってまた一難というのか、学校の校門前に数人の中学生がいた。

人数は4人で、僕たちとはちがう制服だった。


そういえばまだ説明していなかったが、僕らの中学校の名は平滝ひらたき中学校。

大して優れた学校という訳ではない。ただの平凡な学校だ。


いま校門の前にいる中学生たちは平滝中学校ではない。

制服から見て隣の高丘たかおか中学校だろう。


クラスのみんなも校門前にいる高丘中学の人たちに気付いた。

すると、ある男子が言った。

「高丘中学の4人組…って確か、不良たちをズタズタにしたって噂だぞ!」

他の女子たちも言った。

「そんな人たちがこの中学校に何の用だろ…?」


僕は思った。

普通こんな授業時間になんでこの中学校まで来たんだよ。隣町からご苦労でした。

そんなことを思っていると、ついにその4人組は校門を越え、学校に侵入した。


「おいおい、あいつらこの学校に入って来たぞ!」

と男子のテンションはどんどんアップしていく。

先生は窓側に立っている男子に言った。

「先生が様子を見に行くから自習してなさい。」


そして先生は教室から出て行った。


そのころ、

一階の廊下に4人組はズカズカ歩いている。

そこに国語の先生がやってきて、4人に言った。

「君たちは高丘中学校だね?帰りなさい。ここは君たちが来る場所じゃないんだ。」


するとその4人の中の一人が先生の前に立ち、聞いた。

「この学校に、松田 隼人まつだはやとっていう奴いますよね?そいつ何組ッスか?」

先生は答えた。

「松田君の友達かな?じゃあ、放課後に来てくれるかな?そこで話をしようか。」


するとその4人の中の一人は拳を握りしめ言った。

「こいつに聞いてもダメだな。」

次の瞬間、

先生を殴り飛ばし、先生は廊下の奥まで吹っ飛ばされた。


「しょうがねぇ、教室を一つずつ潰していくぞ。」

と言い、4人組は再び歩き始めた。


一体この4人組の目的は何なのか…?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ