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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第2章 造られし悪魔
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46話 戦いの果て

ついに鬼神化した僕とサタンデーモンが戦うことになった。

体力切れのおじさんは僕に言ってきた。

「サタンデーモンを倒すには、あの骨を粉々にするしかない!あいつには弱点なんて何もないからな!」


「その通りだ、我に弱点は無い。」

とサタンデーモンは言い、僕に向かって走り出した。

サタンデーモンは骨の剣を握り、僕を斬りかかった。


しかし、

鬼神化した僕は瞬間的にサタンデーモンの背後に立ち、背中を思いっきり殴った。

バキッと音を立てながら、サタンデーモンの背中の骨が折れた。

そして鬼神化した僕はサタンデーモンの足に自らの足を引っ掛け、そのまま勢いよくサタンデーモンの足の骨を折った。


そして鬼神化した僕はサタンデーモンから離れ、言った。

「どうした?動きがトロイぜ?」

サタンデーモンは「この小童がぁ!!」と怒鳴り、折られた足の骨でも立ち上がった。


そのとき、

朱希羅たちが戦場に現れた。

「皆、隼人の援護に行け!オレは悪魔の邪眼グラヴィレイを安全な場所に!」

すると僕は皆に言った。

「援護はいい、この街の人々を非難させろ。」


「一人だけじゃ危険すぎる!!あのおじさんだってボロボロなんだぞ!?」

と真司は僕に言ってきた。

僕は皆に言った。

「俺のには助けたい人がいるんだ。たった今もブラックホールの中に閉じ込められている。そのためにも皆には彼を助けるために生きていてほしい。サタンデーモンと戦うのはただ一人、」


そして僕はサタンデーモンを見て言った。

「このオレだけで充分だ!!」


「フハハハハハハ、言ってくれるな若蔵!鬼神の力とやらはキルビスの修行で身に着けたか知らないが、その力は五分ちょいしか持たないんだったな。だったらそろそろ鬼神化が解けるんじゃないか?」

とサタンデーモンは笑いながら僕に言ってきた。


僕はサタンデーモンに言った。

「だから残り時間でお前をぶっ潰す!!」


鬼神化した僕はサタンデーモンに向かって超高速で走り、サタンデーモンの右腕を殴り砕いた。

「ちィッ!!」

とサタンデーモンは舌打ちし、鬼神化した僕を殴った。

しかし、僕はサタンデーモンの拳を受け止め、そのままサタンデーモンの左腕も折った。


「ダメだ!そろそろ鬼神化が解ける!」

と黒鳥が言った瞬間、鬼神化は解け、そのまま悪魔化した。


サタンデーモンは悪魔化した僕に言った。

「よし、悪魔化ではこの骨は折れない!無駄だ!」

悪魔化した僕はサタンデーモンの攻撃を避けながら、頭蓋骨を殴った。

しかし、ビクともしなかった。

鬼神化と悪魔化にはすごい力の差があるのだ。


「無駄だと言ったはずだ!」

とサタンデーモンは言うと、悪魔化した僕は勢いよくジャンプし、サタンデーモンに言った。

「だったらこいつはどうだ!?」

悪魔化した僕はサタンデーモンの頭蓋骨に頭突きした。

その振動で、僕の頭はクラクラするが、サタンデーモンの頭蓋骨にはヒビが生えていた。


サタンデーモンは頭突きの振動で、後ろに転んでしまい、

悪魔化した僕はサタンデーモンの頭蓋骨をチョップで割ろうとしたが、サタンデーモンは攻撃を避け、

僕の背後に立ち、攻撃を仕掛けた。

「その腹、貫いてやる!」と言い、頭にある角で、僕を刺そうとした。


その瞬間、

サタンデーモンの動きが止まった。

「なんだ…!?なぜ動かない…!?」とサタンデーモンは混乱状態に陥っていた。

サタンデーモンはおじさんのほうを見た。

おじさんが重力でサタンデーモンの動きを止めたのだ。


「今だ隼人ォ!!」

とおじさんは僕に向かって叫んだ。

僕は後ろを振り向き、サタンデーモンの頭蓋骨を殴り貫いた。


「こんなガキに!この我が敗れることなど…!!」

次の瞬間、サタンデーモンの意識は消えた。


「終わったか…。」

とレアルは言い、僕のほうに近づいた。

悪魔化が解けた僕はサタンデーモンの死体に言った。

「これが、人間と言う名の悪魔の力だ!!」



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