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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第2章 造られし悪魔
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40話 人間の命運を賭けた戦い

人間界に二人の悪魔が現れた。悪魔王とサタンデーモンだ。

サタンデーモンは悪魔王に言った。

「人間を一人残らず、滅ぼすぞ!」



そのころ、

悪魔界の城の中には、僕たちと悪魔の邪眼グラヴィレイのおじさんが倒れていた。

「ぐっ…。」とおじさんは言い、起き上がった。


おじさんが見た光景は、僕たちが倒れていた姿だった。

そしてレアルの姿を見たおじさんは言った。

「こいつは…魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの一人、呪われし小悪魔のレアルじゃないか…!!」


そのとき、

僕たちはいっせいに起き上がった。

「いててててて…」と僕は頭を押さえながら起き上がった。


「目が覚めたか?」とおじさんは僕たちを見て言った。

僕はおじさんに質問した。

「あなたは一体何者なんですか…?この前もいきなり助けてくれて、一体…。」


おじさんは悲しい目で言った。

「今は…言えない…。だが、いずれわかる…。」


レアルが僕たちに言った。

「ヤバいぞ!あいつら、人間界に行きやがった!人間を滅ぼすつもりだ!」

おじさんは「よし、一刻も早く人間界に行くぞ!」と言い、城の外に走り出した。


そのとき、

ラーシが空間を破って現れた。


「貴様…!」

朱希羅はラーシを睨み言った。

ラーシは僕たちに「ここから先には行かせない。」と言い、道封じをした。


おじさんは僕たちに言った。

「隼人と朱希羅はオレについて来い!ほかの者はラーシの相手を頼む!」

そう言うとおじさんは出口に向かって走り出した。


「行かせないと言ったが?」

とラーシは僕たちに手を向けた。


そのとき、

ラーシ周辺の重力が重くなり、ラーシは地面にめり込んだ。

「行くぞ!」とおじさんは僕たちに言い、外に出て行った。


おじさんが城の外に出て行った瞬間、ラーシ周辺の重力は通常に戻った。

真司とマースと黒鳥は、それぞれ武器を構えた。

しかし、

真司たちの前にレアルが現れた。

レアルは真司たちに言った。


「こいつの相手はアタシがする、元同胞の始末はアタシの役目だ!」


そのころ、

人間界ではサタンデーモンがあるサラリーマンを殺そうとした瞬間、重力が重くなりサタンデーモンは地面にめり込んだ。

おじさんがサタンデーモンを重くしたのだ。


「さて、終わりにしよう。」

とおじさんはサタンデーモンに言った。

サタンデーモンは重力を無効化して、立ち上がり言った。

「そう簡単にいくかな?」


悪魔王の下には、僕と朱希羅が行った。

「邪魔するならば、こ~ろ~す~…ぞっ!」

と悪魔王は僕たちに言った。


朱希羅は悪魔の鉄拳ブレイカーを構え、僕は悪魔の継承インヘリタンスで悪魔化し悪魔王に言った。

「あなたは、ここで倒す!」



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