39話 倒されていく人間たち
僕は悪魔化して、悪魔王を見ながら、集団の王、サタンデーモンに言った。
「悪魔王に何をしやがった!!」
サタンデーモンは答えた。
「最強の人造兵器として、極限までデスターヌの力を増幅させた、悪魔王は最強の造られし悪魔として生まれ変わったのだ!」
僕はサタンデーモンに言った。
「新たな造られし悪魔を造り出すために、悪魔王の墓を掘りだしたのか?悪魔王の身体をそんなのにしたのか?悪魔王の命を道具のように弄んだのかぁ!?」
サタンデーモンは答えた。
「我は、悪魔王のデスターヌに力を与えた、生きるための悪魔王に下される使命を与えた、そして、悪魔王に新しい命を与えた。本来 デスターヌは我に感謝しなければならない。」
悪魔王はサタンデーモンに聞いた。
「相手は隼人ちゃんかァ?殺してもいいのかァ?できれば殺したィ~。」
サタンデーモンは悪魔王に言った。
「制限時間は一分だ。一分後、我らは移動するぞ。」
悪魔王はまた聞いた。
「どこに行くゥ?オレ様はディOニーランドに行きたいィ。」
サタンデーモンは答えた。
「人間界だ。目的は簡単、人間を一人残らず殺す。」
朱希羅はサタンデーモンに言った。
「人間界へは行かせないぞ!この野郎ども!」
サタンデーモンは朱希羅に言った。
「いい度胸じゃないか、この裏切り野郎。まさかそちら側の人間になるとは、これで残りは一人になったではないか。」
朱希羅はサタンデーモンに聞いた。
「その残りの一人とは誰だ!?悪魔側の人間がオレ以外にもいるのか!?」
サタンデーモンは僕を見て答えた。
「そうだな、松田隼人なら、知っているかもしれないな。」
僕はサタンデーモンに「どういうことだ!?」と質問したが、
サタンデーモンから出た答えは「いずれわかる…。」だった。
朱希羅は倒れているおじさんを見て言った。
「こいつは…!!確か悪魔の邪眼か…!!悪魔王が倒したのか?」
「そうだ。」
とサタンデーモンは答えた。
悪魔王は「こいつら倒しちゃだめなの?」とサタンデーモンに聞いた。
「手早く倒せ。」とサタンデーモンは悪魔王に言った。
悪魔化した僕は悪魔王に向かって走り出した。
しかし、悪魔王は重力を変え、僕たちを地面にめり込ませた。
そして、僕たちは力尽きてしまった。
「終わった。」と悪魔王はサタンデーモンに言うと、サタンデーモンは悪魔王に言った。
「行くぞ、人間界に。一人残らず滅ぼすのだ!」