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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第2章 造られし悪魔
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37話 新しい気持ち

悪魔王 デスターヌの亡骸を取り戻すため、僕たちは悪魔界に潜む集団の捜索を開始した。

住宅街を歩いていた僕たちの前に現れたのは黒鳥だった。

黒鳥は僕に「人間界の長野の寺に戻れ」と言われ、僕は人間界に戻った。

そのとき、真司とマースさんと魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの一人、呪われし小悪魔 レアルの前に現れたのは、悪魔側の人間、矢崎 朱希羅やざきあきらだった。


そのころ、集団のアジトである城には造られし悪魔ヴィルドデビルたちが集まっていた。

彼らに与えられた任務は悪魔の継承インヘリタンスの所持者、松田 隼人まつだはやとの抹殺だった。

そして、城に一人の男が現れる。

自らが悪魔武器という身体をしているおじさん。悪魔の邪眼グラヴィレイだった。


悪魔の邪眼グラヴィレイ造られし悪魔ヴィルドデビルたちをすべて倒し、生き残った造られし悪魔ヴィルドデビル悪魔六剣士ソードマンデビルズの一人、デリウスのみとなった。


住宅街ではマースと真司が朱希羅に倒され戦闘不能状態になってしまった。

朱希羅がマースにとどめを刺そうとした瞬間、ミニサイズの黒い箱ブラックボックスと共に黒鳥が現れる。

しかし、黒鳥も倒され戦闘不能になってしまった。


そのとき、また黒い箱ブラックボックスが現れ、鬼神の修行を得た隼人。つまり僕が現れる。


鬼神化した僕と朱希羅は激闘し、なんとか僕は勝利を収めた。

そのとき、現れたのは魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの一人、憎まれし小悪魔 ラーシだった。


ラーシは朱希羅に「お前は不要だ」と言い、朱希羅を排除しようとした。

そのことに激怒した僕はラーシに戦いを挑んだ。


時間を操るラーシの戦い方に苦戦した僕だったが、風のわずかな流れを感じとり、ラーシの時間を止める能力の攻略を掴んだ。

しかし、ラーシは僕の一瞬の隙を突いて、攻撃を仕掛けた。

そのとき、ラーシは漆黒の鉄拳に殴られ吹っ飛ばされてしまう。

ラーシを殴り倒したのは朱希羅だった。


朱希羅は僕に言ってきた。

「二人でラーシを倒すぞ。」と。

悪魔化した僕は「足を引っ張んじゃねぇぞ、朱希羅!」と言い、タッグを組むことになった。


そして今の状況に至る。

朱希羅はラーシに向かって走り出した。

ラーシは走ってくる朱希羅に聞いた。

「なぜ人間の味方になる?お前の目的を達成するためには、悪魔の力が必要なんだろ?」

朱希羅は答えた。

「誰が人間の味方になると言ったんだ?俺は善の悪魔の味方だ!こいつらだってそうさ、こいつらは誰一人見捨てない大切な仲間だ!俺はこいつらの力になりたい!それに俺はもう…」


朱希羅はラーシを殴り飛ばした。

「復讐なんてしない…!!隼人に会って気付かされた。復讐は…何も生まないんだ。なら、俺は復讐以外のことで何かを生む!俺がお前たちをぶっ殺してやる!」


朱希羅は質問した。

「ラーシ、お前の質問は答えた。今度は俺の番だ。悪魔王 デスターヌの亡骸はどこにある!?」

ラーシは死の山を指差した。

「あの山の頂上にある城の中さ、まぁ、今は悪魔の邪眼グラヴィレイがいるけどね、今ボスと戦っているはずだ。ボクは忙しいんだ。悪いがお前たちと遊んでいる暇はない。」


そう言うとラーシは消えた。

真司とマースさんと黒鳥の体力も回復し、僕たちは死の山に向かって歩き出した。



そのころ、

死の山の頂上にある城の中では、おじさんとサタンデーモンが戦っていた。

おじさんはサタンデーモンを重力で重くしたり、ブラックホールで引き寄せたりしたが、まったく効果はなかった。

「くそっ!視界がかすむ!重力の発動の反動か!?」

とおじさんの体力もピークに達していた。


「もう限界か?悪魔の邪眼グラヴィレイ。お前にいいものを見せてやるぞ。」

とサタンデーモンが言うと、奥の部屋から一人の悪魔が現れた。

おじさんは驚いた表情で言った。


「あ…あなたは…まさか…。」



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