表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第2章 造られし悪魔
34/231

32話 支配されぬ精神

マースさんは死神の黒剣デスブラックソードを持って朱希羅に言った。

「オレ様は死神だぁ!貴様の命をよこせぇ!」


朱希羅はマースさんを指差して真司とレアルに言った。

「あれが中途半端な人間の愚かな姿だ。マースの精神はあの武器に支配されている。所詮お前らのような貧弱な人間はそうだ。力を求めれば精神を支配される。だが、オレは違う。この悪魔の鉄拳ブレイカーの力はオレの力そのもの、オレは人間の姿をした悪魔のような存在だからな!支配されぬ精神、それが悪魔武器を扱うために必要な要素だ!その要素がないお前たちなど相手ではない!」


マースさんが朱希羅に襲い掛かった。

「死ねぇぇぇ!!」

朱希羅はマースさんの攻撃を避け、マースさんの腹に強烈なパンチをかました。

「グエッ…。」

とマースさんは言い、そのまま戦う力がなくなってしまった。

「ウスノロ。」

と朱希羅はマースさんに言い、マースさんを殴り飛ばした。

マースさんは気絶してしまった。


「力の差がわかったか?山田 真司やまだしんじ。今度はお前が精神を支配されるのか?」

真司は言った。

「支配なんてされねぇよ。だからと言って殺されるつもりもない。」


朱希羅は笑って質問した。

「まさか、このオレを倒すとでも?」

真司は即答した。

「そうだ。人間の力を舐めるなよ。オレからしたら朱希羅、お前も悪魔武器に精神を支配されてんじゃないのか?」

「なんだと?」

と朱希羅は真司に聞いた。

「お前はさっきから支配されぬ精神とか言っていたがどうだ?お前はラースと出会った時から、もう悪魔の力を欲して考えてること悪魔だけじゃねぇか…。」


朱希羅は真司に向かって怒った。

「お前に何がわかる!?このオレの何がわかるっていうんだ!?」

真司は矢を引き絞った。

「お前はその悪魔武器の力は自分の力そのものと言ったな、だがどうだ?お前とラーシが出会う以前、お前はそんな力で人を殺そうとしたのか!?お前は、もっと優しかったんじゃないのか!?」


朱希羅は真司に襲い掛かった。

「黙れぇ!!貴様ら下級レベルの人間とこのオレをいっしょにするなぁ!!」

真司は朱希羅に向かって矢を放ち言った。

「オレたちは同じ人間だ!上も下もない!ただ同じ人間なんだ!」

朱希羅は真司の言葉を無視して真司に襲い掛かる。

「死ねぇぇぇぇ!!」

真司も再び朱希羅に矢を放った。

「うおおおおお!!」


次の瞬間、

真司が倒れた。朱希羅は左手に矢を持っていた。

「ハァ…。ハァ…。お前らのような人間など…所詮…この程度だ…。ハァ…。ハァ…。」

朱希羅はマースさんを見て言った。

「さて、まずは…マースにとどめを刺すか…。」


そのとき、

魔力の塊が朱希羅に飛んできた。

朱希羅はその魔力の塊を避けた。魔力の塊を放ったのはレアルだ。

朱希羅はレアルに言った。

「そんなに殺されたいのか?呪われし小悪魔レアル。本当はお前も殺したいくらいなのだが、ある方からの命令でな、お前は殺せないんだ。無駄な抵抗はやめろ。さもないとその腕の骨を折るぞ。」


朱希羅はマースさんに向かって歩き出した。

そのとき、

ミニサイズの黒い箱ブラックボックスが現れ、中から黒鳥が現れた。

朱希羅は黒鳥を見て言った。

「ターゲット変更だ。黒鳥 鉄尾くろとりてつお。お前を殺す。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ