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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第2章 造られし悪魔
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29話 悪魔界へ捜索開始

長野の寺ではマースさんが黒鳥の援護に来ていた。

「お前は確か…マースという名だったな…。

お前がこのボクをその剣で斬るとでも…?ムリムリ…。」


マースさんは「わからないぜ?俺がお前を斬っちまうかもよ?」と余裕の表情だ。

ラーシはマースさんを睨み、「なめるな!」と言い、マースに手を向けた。


するとラーシの手からものすごいエネルギーがマースさんに飛んで行った。

マースさんは飛んできたエネルギーを避け、ラーシに向かって走って行った。


「ここだ!」と言って、急にマースさんは加速し、ラーシを斬りかかった。

ラーシは何とか避けようとしたが、避けきれず肩を斬られた。


「ボクのお気に入りの黒衣によくも傷をつけたな。」

とラーシは両手をマースさんに向けた。

「またエネルギーを飛ばす技か?」とマースさんはラーシに言った。


ラーシの両手から無数のエネルギーがマースさんに向かって飛んで行った。

マースさんはエネルギーを避けたが、エネルギーはUターンし、再びマースさんに飛んで行った。


追尾ホーミングだと!?」とマースさんは言いながら、エネルギーを剣ではじき返そうとした。

しかし、エネルギーは剣に触れることなく、マースさんに命中した。


マースさんは倒れることなく、ラーシに攻撃を仕掛けた。

剣を上に投げ、拳でラーシに襲い掛かった。

しかし、ラーシはマースさんのパンチを全て避ける。と思ったとき、

マースさんの華麗なキックがラーシに直撃した。


それと同時に落ちてきた剣を右手でつかみ、ラーシを真っ二つに斬った。

「そん…な…。」

とラーシは言いながら倒れ込んだ。


マースさんは「どうだラーシ、斬ったぞ。」と倒れたラーシに言った。

「あいかわらず愚かだな。マース。」

とラーシの声がした。

しかし、ラーシは倒れて動いてもいない。


「それはボクの幻影さ。」

と言い、空間を破って本物のラーシが現れた。


倒れていたラーシの幻影はスゥー…。と消えてしまった。

「いつから俺は幻影と戦っていたんだ?」

とマースは混乱していた。

ラーシは答えた。

「お前が剣を上に投げたときさ、あの時からもうお前はボクの罠にかかっていた。」


「ちぃ、」とマースさんは舌打ちをした。

するとラーシは「黒鳥との戦いで力を使い過ぎたか。また会おう、人間共。」

と言い、消えてしまった。


一方、

なぜかゼルキルムを悪魔界の病院に運び、人間界の自分の部屋に戻った僕は、レアルに悪魔王の死体のことを伝えた。

悪魔王の死体が何者かに持って行かれたのだ。


それを聞いたレアルは僕に言った。

「これは緊急事態だ。明日、真司とマースも呼んで悪魔界に行くぞ!悪魔王を連れ去った者どもを探し取り戻すんだ!」


そして次の日、

僕たちは黒い箱ブラックボックスを使い、悪魔界に行くことになった。

レアルが「行くぞ!」と言って、黒い箱ブラックボックスを物置から出し、僕がそれに続いて箱を開ける。


気がついたときには悪魔界にいた。

僕とレアルは家を出た。

もう真司やマースさんは来ているのだろうか?

一応、昨日の夜、真司に電話してこのことを伝えたがあの真司のことだ。

もしかしたら忘れているかも知れない。


そのとき、道の向こうから人の影が見えた。

「あっ、真司だ!」と僕は言い、近ずいたとき、その人影は真司ではなかった。

僕を斬りかかったのだ。


僕はすばやくバックし、悪魔の継承インヘリタンスを身に着けた。

その人影は悪魔だった。

悪魔は僕とレアルに言った。

「俺は悪魔六剣士ソードマンデビルズの一人、デリウスだ!

俺に会うのが運の尽きだったな人間!死ねえええええええ!!」


と言って僕に斬り掛かってきた。僕はデリウスの剣をつかみ言った。

「その言葉、そっくり返すぜ…!!」



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