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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
最終章 二人の魔術師
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最終話 ありがとう

その後、僕たちは元の生活に戻った。


僕や真司や江川は高校に通い、狩武は幼稚園に入園した。


悪魔界は以前より平和と活気で溢れていた。

そう、次期三代目悪魔王が改めて決まったのだ。


元呪われし小悪魔 レアルに。


一方、黒鳥は長野の寺で修行の日々を過ごしていたある日、キルビスの日記のようなノートから不思議な物を見つけたと言う。


そのノートの内容はこうだ。

『黒幕倒し、未来から来た子供達は元の時代へと帰って行った。ワタシは最強の魔術師の師として、この世を安定へと導くのが役目だと、ここに誓う』


キルビスの日記になぜこんな内容が書いてあるのかは謎だが、黒鳥は修行を続けていた。




一方、神話時代ではレンとサラがジンさんの墓参りを村の墓地でしていた。


ジンさんの墓には称号が刻まれていた。


『世界を救いし少年の師。ここに眠る』


「ジンさん、今日も世界は平和ですよ」

とレンは墓に眠るジンに語りかけた。



一方、現在の人間界。

僕の父親、松田直人(まつだなおと)の墓の前で僕は、墓に眠る父さんに語りかけた。


「俺、とても信じられないんだ。自分が神話の勇者の生まれ変わりだなんて。……ひょっとしたら、父さんは知っていたのかな?」


僕は父さんがかつて、狩武と戦っていたときに僕に言った言葉を思い出した。


『大丈夫、お前ならできる。だってお前は……』


こう思い返すと、父さんは本当に知っていたのかもしれない。


僕が、最強の魔術師になることを!

レンの生まれ変わりということを!



僕は真っ青な空を見上げた。


レンもジンさんの墓参りをしたとき、空を見上げていた。


「ありがとう、隼人!」

「ありがとう、レン!」


とレンは墓の前で言い、僕も墓の前で言っていた。


その言葉はまるで時を超えて、空間を超えて会話しているようだった。



それはどんなにピンチな時でも、共に戦い続けた、二人だけの会話のように。


二人の魔術師だけの会話のように……。







ついに終わりました!悪魔の継承!


ここまで続けたのも読者の皆様のおかげです!

感謝申し上げます!


最初から最後まで文法がダメで、読みにくいかもしれませんが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

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