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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
最終章 二人の魔術師
206/231

199話 プロミス解除‼‼

「お前は……デューラ‼」

と僕は上から舞い降りてきたデューラを見上げて言った。

前のデューラとは違い、目は漆黒の色で瞳が紅く、背中から鋼鉄でできた翼が生えていた。


「デューラの言う通りよ、アルベラムの記憶を読み取った結果、あなたの兄弟、松田狩武がアルベラムを倒していたわ」

とアルベラムの記憶を読み取ったルリは言うと、僕は問いた。

「じゃあ、なぜレアルの記憶が戻らないんだ⁉それに狩武は今どうしている⁉」


「松田狩武なら今、スフォルザント様の部屋にいます。彼は我々を裏切りました。今頃、藻屑(もくず)と化している頃でしょう」

とデューラは答えると、僕は悪魔化し、言った。

「さっさとお前を倒して、狩武を助ける‼」





そのころ、天魔の聖堂では激しい激闘が繰り広げられていた。

「ハァハァ、ラーシ!お前の呪憎裏(プロミス)を解けば、俺も時間停止(タイムストップ)が使えるんだな⁉」

と朱希羅は言うと、閻は答えた。

「確かに、朱希羅は幼少のころに他の子供たちから憎まれていたからな……。呪憎裏(プロミス)を解く条件は揃っている‼」


するとラーシが朱希羅に近づきながら答えた。

「精神を集中して、俺の手に触れろ!」

「させん!」

と閻は言い、朱希羅に向かって走り出した。


「セレシアさん!連携攻撃だ!」

と江川は言うと、セレシアの海王の扇子(ポセイドンファン)に炎を灯した。

「くらえ‼」

とセレシアは言い、扇子を振ると、巨大な炎の竜巻が閻を襲った。


「ぐっ!くだらん小細工を!」

と閻は言うと、炎の竜巻がおさまった。

それと同時に朱希羅が戦闘体勢になり言った。

「準備はできたぜ」

朱希羅はもうラーシの手に触れ、呪憎裏(プロミス)を解除したのだ。


「フン、お前らとの遊びは終わりだ」

と閻は言うと、辺りの空気がビリビリ鳴り始めた。

「なんだ⁉」

とマースさんは言うと、ヒュードラッド仙人が叫んだ。

「防御じゃ‼魔術が発動する‼」

「遅い」

と閻は言うと、天魔の聖堂で爆発が起きた。


ドカァァァン‼‼


幸いにも建物は破壊されなかったが、朱希羅や江川はボロボロになった。

閻の近くにいたマースさんは一番爆風に吹っ飛ばされ、血だらけで倒れている。

「マース……さん!」

と江川が起き上がり言うと、江川はマースさんの死神の黒剣(デスブラックソード)を持ち、歩き出した。


朱希羅も起き上がり歩き出すと、閻の前に立ち上がったのは朱希羅と江川だけだった。

「生き残ったのは二人か……」

と閻は言うと、朱希羅は閻に言った。

「さっきの俺とは違うぜ、閻‼」


すると江川は死神の黒剣(デスブラックソード)死神の黒刀Ⅱ(デスブラックソードセコンド)の刃に炎を灯し、二刀流を構え、答えた。


「炎の地獄を見せてやる‼行くぞ‼」




時間停止の能力と炎の死神、最強コンビ誕生‼‼




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