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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第7章 神話時代
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153話 神の扉

「いくぞ!!スフォルザント!!」

と悪魔化した僕は言い、お得意の高速のような速さで攻撃を仕掛けた。

「仕方ない、えん。こいつらの相手をしなさい」

とスフォルザントは言うと、僕の目の前に矢崎 閻やざきえんが現れた。

「ここから先は通さんぞ」

と僕の目の前に現れた閻は言うと、真司は僕に言った。

「そのまま突っ込め隼人!!!」

「真司!?何か考えがあるのか!?」

と僕は言うと、真司は通常より太い矢を放った。

その矢は複数の矢に分裂し、その複数の矢がミサイルのように閻に向かって飛んでいった。

「ほぅ」

と閻は言うと、閻に複数の矢が直撃した。直撃する瞬間、ドカン!!という爆発音が聞こえた。矢が直撃すると爆発するのだ。

何本か閻の足元に矢が直撃した。

直撃した衝撃で、爆風が閻を包み込んだ。

「今だ!!爆風が閻を邪魔してる間に……!!!」

と真司は言うと、僕は爆風に包まれた閻をスルーしようとしたが、爆風の中から閻が現れ、僕を神殿の壁に殴り飛ばした。

「うわぁ!!!」

と僕は言い、神殿の壁に衝突した。

「大丈夫か隼人!!?」

とマースさんは僕に聞いた。

「あぁ、大丈夫だ」

と僕は答えた。悪魔化したら年上であろうがタメ口なのだ。


「時間の無駄だな。閻、ここはワタシに任せろ」

とスフォルザントは言うと、僕たち全員を地面にめり込ませた。

「ぐあああああ!!!!!」

と僕たちは言い、地面にめり込んだ。

「こ……これは悪魔の邪眼グラヴィレイ!!?」

と朱希羅は言うと、スフォルザントは答えた。

「ワタシはすべての魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの能力を使えてね、これはそこにいる裏切られし小悪魔 デリットの能力、技鏡コピーロードと同じ能力で松田隼人の悪魔の邪眼グラヴィレイをコピーしたのだよ」

とスフォルザントは言うと、レアルとラーシとデリットを宙に浮かせた。

「さぁ、魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントたちよ!神話時代への扉、“神の扉”を開くのだ!!」

とスフォルザントは言うと、レアルとラーシとデリットの身体は一つの光で繋がり、その光は三角形を創りだした。。

「「「ぐあああああああ!!!!!」」」

と三人の小悪魔は叫んだ。


すると光の線でできた三角形から古びたしい扉が現れた。

「これが……神話時代へ続く扉……“神の扉”」

とアルべラム大臣は言うと、スフォルザントが命令した。

「アルべラム、扉を開け!閻、死神界にいるすべての死神デスパーソンを呼ぶんだ!!」

「ハッ」

と閻は言うと、ポケットサイズの紫色の箱を取り出した。

「なんだあの箱は!?」

と真司は言うと、閻は答えた。

死の箱デスボックスだ。これはお前たちが持つ黒い箱ブラックボックスと同じで死神界につながっている」

と閻は説明すると、死の箱デスボックスの中から何万体の死神が現れた。

「さぁ、行くぞ」

とスフォルザントは言うと、アルべラム大臣は扉を開けた。

扉の向こうは万華鏡の中を覗いたような光景だった。

「ついてこい!アルべラム!閻!デューラ!死神デスパーソン!!ついに時は来た!!!神話時代を支配し、ワタシが理想とする世界を創り上げる!!!」

とスフォルザントは言うと、スフォルザントが扉に入って行き、続いてアルべラム大臣と閻とデューラも扉に入って行った。そして死神デスパーソンも入って行った。


「クソッ!!どうすんだ隼人!?」

と真司は言うと、三人の小悪魔は地面に倒れ込んだ。

「レアル!!皆!!」

と悪魔化した僕は言い、レアルに近付いた。

「アタシは大丈夫……」

と記憶をまだ失っているレアルは言い、立ち上がった。

「……行こう。皆」

と僕は言うと、聖弥は僕に言った。

「あの扉に行ったらもう戻れないかもしれないぞ!!」

「あぁ、だから覚悟ができてる奴だけついて来い。俺は行く」

と僕は言うと、天真は僕に言った。

「俺も行くぜ。友達を一人にできないからな!」

「……天真」

と僕は言うと、康彦は言った。

「俺も行く。最近暴れてないからな」

「アタシも行こう。暇つぶしにはなりそうだ」

とセレシアも言うと、聖弥は言った。

「あ……じゃあ……俺も行こっかな!あははは……ハァ……」

「もちろん俺も行くぜ隼人!」

と真司は言うと、黒鳥も続いて言った。

「俺も行きます!隼人さんを手伝いたい!」

「俺も行くぜ!な~に、心配するな!足手まといにはならないからな!」

とマースさんは言うと、朱希羅が僕に言った。

「隼人、俺はたくさんの悪魔王候補の命を奪った奴らを許せない。だから行かせてくれ!」

すると江川も言った。

「松田隼人。俺も行かせてください。このままじゃ気が済まない」

「ワタシも行くわ!」

とルリも言うと、ラースも言った。

「僕には仕事があるからな。行こうとするか」

「俺たちを利用したとなると許せん。俺も行こう」

とデリットは言うとラーシも言った。

「君たちといるほうが色々退屈しのぎになるからね、僕も行くよ松田隼人」

とラーシは言うと、僕は言った。

「よし、行こう」

すると僕の背後から声が聞こえた。

「待って」

僕は後ろを振り向いた。後ろにはレアルがいた。

「アタシも行く」

「レアル……記憶を無くしたお前が行くのは危険だ。お前はここに残れ」

「ううん、行かせてください。確かに記憶は失ったけど、力はまだ残ってる。能力はちゃんと使える。足手まといにはならないから!行かせてください!」

レアルは僕を見つめた。

「わかった」

と僕は答え、“神の扉”に向かって歩き出した。


「行くぞぉ!!!!!!」

と僕は雄たけびを上げ、“神の扉”の向こうに入って行った。


そして僕たちは“最強の魔術師”とスフォルザントが死闘を繰り広げたとされる太古の昔……、神話時代へと旅立った!





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