表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第6章 悪魔王選出試験
150/231

145話 江川vs閻

「もう終わりにしましょう。隼人さん」

鬼神化が解け、通常の悪魔化になってしまった僕にカルラは言った。もう僕の身体は切り傷だらけで血がダラダラ流れていた。

CHECKMATEチェックメイトです」

とカルラは言うと、僕は後ろに少しずつ下がった。

「く……くそっ!!!」


アルべラム大臣がいた放送室にはデューラもいた。

「もう松田隼人は終わりですね。どうしますか?もう試合終了にしても……」

「いや、まだこの試合は続けよう」

とアルべラム大臣は言うと、デューラはアルべラム大臣に聞いた。

「松田隼人に勝機があるんですか?」

「あぁ、ある」


そのころ、スタジアムのいたる場所では三体の死神デスパーソンと人間たちが戦っていた。そしてステージの隣では黒幕の使いの者、朱希羅の父親 矢崎 閻やざきえんと江川が今、対決しようとしていた。

(まず確実に奴の攻撃を避け、奴の身体を2秒触れば奴は完全に溶ける!!)

と江川は思っていると、閻は江川に言った。

「俺を倒す方法を考えているのか?無駄だ。お前の攻撃は俺には通用しない」

「勝手に言ってろ。すぐにあの世に送ってやる!!」

と江川は言うと、閻に向かって走り出した。

「遅い」

と閻は目を閉じながら、瞬間的な速さで江川の背後に立った。

(このパターンで来る攻撃はだいたい読めている!!それにルリの読心マインドリードの能力もあるからな!!)

と江川は思うと、閻の蹴り上げる攻撃を避け、閻の足をつかんだ。

「終わりだ!!矢崎 閻!!」

と江川は言うと、江川の手から灼熱の炎が噴き出した。


「マシンガンモードだぁ!!!」

と聖弥は言い、一体の死神デスパーソンに向かって連弾を放った。死神デスパーソンは高速のような速さで弾を避け続けた。

「なに!?この女神の拳銃ジュノウピストルの連射を避けられるなんて……!!」

と聖弥は言うと、死神デスパーソンは聖弥に鎖を巻きつけ、その死神デスパーソンは鎌を構えながら、自分のほうに聖弥を引き寄せた。

「しまった!!」

と身動きが取れない聖弥は言うと、セレシアが聖弥の目の前に立ち、鎌による攻撃を海王の扇子ポセイドンファンで防いだ。

「うわあ!!」

と聖弥は地面に滑り込むとセレシアが言った。

「アタシの扇子は鋼鉄製だ!そんなちょろい鎌などで斬れはせん!!」

「せ……セレシア、センキュー……助かったぜ……」

「この借りは五千円札で返せ」

「金かよ!」

と聖弥は言うと、別の死神デスパーソンが現れ、セレシアに向かって鎌から斬撃を飛ばした。

「しまっ……!!」

とセレシアは言うと、その斬撃は女神の拳銃ジュノウピストルの弾丸によって粉砕してしまった。

「この借りは五千円なセレシア」

「フン、さっさと鎖を解け、このガキが……」

とセレシアは言うと、二体の死神デスパーソンから距離をとった。聖弥も鎖を解きセレシアのとなりに立った。

「ケガはないか聖弥?」

と康彦は言うと、聖弥は答えた。

「あるがたいしたケガじゃない」

「そうか……なら、さっさとこの二体を片付けるぞ」

と康彦は言うと、聖弥とセレシアは言った。

「「あぁ!!」」


一方、閻の足をつかんだ江川は驚いていた。

「バカな!!灼熱の炎が効かない!?」

と江川は言うと、閻はまったく溶けてはいなかった。

「言っただろう?俺にお前の攻撃は通用しないと……」

「ば……バカな!!」

と江川は言うと、閻は江川を殴り飛ばした。

「ぐああああ!!!」

と江川は言い、地面に倒れ込んでしまった。

「か……かい!!大丈夫!!?」

とルリが倒れ込んだ江川に近づくと、江川は答えた。

「なんていう奴だ……矢崎 閻……!!」

「……貴様と遊んでも時間の無駄だな。俺との実力が分かったのなら、二度と俺の前に現れるな。クズが……」

と閻は言い、アルべラム大臣がいるスタジアムの放送室に向かって歩き出した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ