14話 師匠と弟子
僕はラーシに向かって言った。
「お前はここで倒す!」
ラーシは返事を返した。
「やってみなよ。この僕に勝てるかな?」
僕は悪魔の継承を腕にはめて、真司は邪神の弓矢を構えた。
一方、
悪魔王とゼルキルムは激闘を繰り広げていた。
ドカッと拳と拳がぶつかり合い、ゼルキルムは少し後ろに下がり、疾風のごとく悪魔王を殴り飛ばした。
殴り飛ばされた悪魔王は体勢を整え、
デカく黒い翼でまるで閃光のような速さでゼルキルムを蹴り上げた。
ゼルキルムは空中で体勢を整え、悪魔王に攻撃を仕掛けようとしたとき、
悪魔王の姿がない。
と思ったときゼルキルムの背後に突然、悪魔王が現れゼルキルムを地面に叩きつけた。
叩きつけた直後すぐにゼルキルムの足をつかみ、投げ飛ばした。
ゼルキルムは宙をくるくる回り、地面に着地した。
っていうかメッチャ本格的なバトルだ。
なんだかドラ〇ンボールみたい。
ゼルキルムは悪魔王に話しかけた。
「さすが我が師匠…強いな…。だが…。」
と言うと悪魔王の周りから煙幕がでてきた。
悪魔王はせき込みながら言う。
「ゴホッゴホッ、何も見えない…!!」
ゼルキルムは無防備な悪魔王の首をつかみ、「終わりだ…!!」と言った。
一方、
僕と真司はラーシを討伐しようとしていた。
しかしラーシは華麗な回避で僕たちの攻撃を全て避ける。
悪魔化した僕はラーシを捕まえたが、ラーシの姿がフゥ…と消えて、僕の背後から、
「こっちだバーカ。」と言い僕を蹴り飛ばした。
まるで僕たちはこの小悪魔に遊ばれている!
悪魔城では悪魔王が首をつかまれ大ピンチになっていた。
「終わりだ…!!」とゼルキルムはニッと笑い、首を閉めようとしたとき、
いきなりゼルキルムが吹き飛んだ。
レアルが魔力で吹き飛ばしたのだ。
悪魔王は起き上がりレアルに話しかけた。
「すまんな…おかげで助かった…。」
レアルは言う「あれは何者なんですか!?」と。
悪魔王は答えた。
「ワシのかつての弟子だ…。」
ゼルキルムも起き上がり、悪魔王にすさまじいエネルギーを放った。
悪魔王はそのすさまじいエネルギーをすさまじいパワーで跳ね返した。
そしてすさまじいエネルギーがゼルキルムの腹を貫通した。
すさまじいを4回書きました。
ゼルキルムから緑色の血がボタボタでてきた。
悪魔王はゼルキルムに「バカ弟子め…。」と言って殴り飛ばした。
レアルは「ふぅ…。」とため息をついている。
悪魔王がレアルのほうに歩いた瞬間。
ゼルキルムは再び起き上がり、
「せめて呪われし小悪魔だけでも殺すッ!!」
と言って重傷を負いながらレアルに襲い掛かった。
そしてゼルキルムはニッと笑い、緑色の血が地面にボタボタ垂れた。