表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第6章 悪魔王選出試験
148/231

143話 炎獄の江川

「うらぁぁぁ‼」

と鬼神化した僕は言い、カルラにパンチを放ったが、カルラは僕のパンチを避け、カウンターで四本の剣で僕を斬りかかった。

「所詮、人間は人間!」

とカルラは言うと、僕はその攻撃を後ろに下がり避けた。

「人間なめるなよ‼」

と僕は言うと、悪魔の邪眼(グラヴィレイ)の重力でカルラを引き寄せた。

「うらぁ‼」

と僕は雄叫びを上げ、引き寄せたカルラをステージの壁に向かって殴り飛ばした。


「さて、死神(デスパーソン)は後五体だよ。ルリ」

と江川は一体の死神(デスパーソン)に向かって歩きながら言った。

「そうだね。ルリも(かい)のために頑張るよ!」

とルリは言うと、マースさんが江川を見て黒鳥に言った。

「どうやら、大丈夫そうだな……」

「はい。あの江川って人……なんて強さ……」

と黒鳥が言っていると、さっき江川が助けた悪魔がマースさんたちに聞いてきた。

「あの!出口はどこですか⁉」

「あっ、案内します!」

とマースさんは言い、その悪魔を出口に案内した。


別の場所では真司と朱希羅が一体の死神(デスパーソン)に苦戦していた。

「ぐあ‼」

死神(デスパーソン)に殴りかかった朱希羅が死神(デスパーソン)が鎌から放った衝撃波によってスタジアムのフィールドの壁に吹っ飛ばされてしまった。

「大丈夫か朱希羅⁉」

と真司は言うと、邪神の弓矢(デイモンアーチェリー)死神(デスパーソン)に向かって構えた。

「くらえ‼死神(デスパーソン)め‼」

と真司は言い、矢を放ったが、死神(デスパーソン)は矢を骨のような素手でつかんだ。すると死神(デスパーソン)は鎖を真司に巻きつけ、真司を地面に叩きつけた。

「ぐはぁ‼」

と真司は言い、鎖を巻きつかれたまま気絶してしまった。

「魂をいただく」

死神(デスパーソン)は言い、鎌を構えながら真司に近づくと、朱希羅が真司の前に立った。

「これ以上好きにはさせないぞ死神(デスパーソン)‼」

と朱希羅は言うと、急に朱希羅の前にいた死神(デスパーソン)は溶け出してしまった。

「……ッ⁉なんだ⁉」

朱希羅は言うと、ルリが答えた。

(かい)の悪魔武器だよん!」

とルリは言うと、江川の手が灼熱の炎を帯びていた。朱希羅はその手を見て言った。

「手が燃えてる‼⁉」

炎獄の素手(フレイマーハンド)という悪魔武器だ。酸素を吸収して炎を発する特殊な布で造られたグローブで、炎を発するのは外側だけだから内側は熱くも痛くもない」

「炎を発するグローブか……すごいな……」

「さぁ、次の死神(デスパーソン)を倒しに行きましょう」

と江川は言うと、スタジアムのフィールドに一つの光が落ちてきた。

「また死神(デスパーソン)か⁉」

と朱希羅は言うと、江川は答えた。

「いえ、ちがう!死神(デスパーソン)はもっとどす黒い光だったはず……‼」

と江川は言うと、その光は赤髪の男の姿に変わった。

「に……人間⁉」

と江川は言うと、朱希羅は驚いた顔で思った。

(バカな……‼あの後ろ姿……髪の色……まさか……‼)

天真も赤髪の男の姿を見て驚いた顔で言った。

「あ……あいつは‼‼」


そのころ、スタジアムのフィールドを部屋から見ていたアルベラム大臣は思った。

(あれがスフォルザント様の使いの者……‼)



ついに使いの者スタジアムに出現……‼




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ