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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第6章 悪魔王選出試験
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142話 死神vs人間

「計画は順調に進んでいる……もうすぐスフォルザント様の使いの者が現れるだろう……。松田隼人はカルラと戦闘中。6体の死神デスパーソンは観客の中に混じっていた悪魔王候補の矢崎朱希羅やざきあきらとその他の人間と戦闘中……。ククク……計画通りで思わず笑ってしまう……」

とアルべラム大臣は部屋からスタジアムのフィールドを覗きながら独り言を言っていた。


「ルリ……俺たちも戦うぞ」

と江川が客席から立ち上がり言った。

「多分、敵は死神デスパーソンって奴が6体……。まずあそこにいる一体目から倒そうよ!」

とルリがフィールドの入り口近くにいる死神デスパーソンを指差した。

「あぁ」

と江川は言うと、ルリと江川はその死神デスパーソンに向かって歩き出した。


別の場所では一体の死神デスパーソンが関係ない観客の悪魔に攻撃を仕掛けていた。

「きゃあああああ!!」

と女性の悪魔は言うと、その死神デスパーソンは何者かに殴り飛ばされてしまった。

「次期悪魔王に挨拶しに来ようとしたが、まさかこんな大騒動になるとはな……」

その死神デスパーソンを殴り飛ばしたのは武沢天真たけざわてんまだった。天真の後ろには他の天使側の人間の三人もいた。

「まぁ、久しぶりに暴れることができるから、まぁまぁってとこか?」

と天使化した天真は言うと、森島聖弥もりしませいやが天真に言った。

「まだ生きてるぞ、あの死神デスパーソンって奴……」

「なに、このアタシの海王の扇子ポセイドンファンで粉砕してやる」

とセレシアは言うと、田辺康彦たなべやすひこがセレシアに言った。

「あまりはしゃぐな。お前のせいで被害者が出る……」

「なんだと!!?ケンカ売ってるのか康彦!!?」

とセレシアは言うと、天真が二人に言った。

「おい、お前ら!攻撃来るぞ!!」

と天真は言うと、四人は死神デスパーソンが鎌から放った斬撃を避けた。

「いいか、四人で協力しないと死神デスパーソンは倒せねぇ……。ちゃんとチームワークを……」

と天真は言うと、セレシアは死神デスパーソンに向かって突風を起こした!!

「吹っ飛べぇ!!!」

とセレシアは言うと、死神デスパーソンはカマイタチによって大量の切り傷を受けた。

「ハァ……」

と天真は言うと、高速のような速さで死神デスパーソンを殴り飛ばし言った。

「やっぱ協力なんてめんどくさいか……。なら誰がこいつにトドメを刺すか勝負だ!!」

と天真は言うと、四人は殴り飛ばした死神デスパーソンに向かって攻撃を仕掛けた。


悪魔武器を持たない観客はスタジアムから避難していた。

「出口はこっちです!急いで!」

とマースさんと黒鳥は言い、観客を案内していた。

「マースさん!あそこに死神デスパーソンに襲われてる二人の悪魔が!!」

と黒鳥は指差すと、その先には確かに死神デスパーソンが二人の悪魔に攻撃を仕掛けていた。

「クソッ!!急いで助けに行くぞ!!」

とマースさんは言い、二人はその死神デスパーソンに向かって走り出したが、死神デスパーソンまで距離があり過ぎた。

「ぐあああああ!!!」

と一人の悪魔が死神デスパーソンによって首を斬られ、魂を抜き取られてしまった。

「きゃあああ!!」

ともう一人の悪魔はあまりの恐怖で地面に座り込んでしまった。その死神デスパーソンはもう一人の悪魔に向かって鎌を振り上げた。

「ダメだ!!間に合わない!!」

とマースさんは走りながら言うと、死神デスパーソンが突如、溶け出してしまった。

「と……溶けた!!?」

と黒鳥は言うと、死神デスパーソンの背後には江川とルリがいた。

「さっすが~、かいの悪魔武器……炎獄の素手フレイマーハンドね!触った者を灼熱の炎で溶かしてしまう……。裏の三大悪魔武器と呼ばれた武器……」

「さて、死神デスパーソンは後5体だよ。ルリ」

と江川は言うと、次の死神デスパーソンに向かって歩き出した。



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