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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第6章 悪魔王選出試験
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135話 謎の同級生

「なんで……悪魔王選出試験のことを…!?」

と僕は動揺を隠しきれず質問すると、江川という生徒は答えた。

「俺も普通の人間じゃない。黒い箱ブラックボックスを持っている」

黒い箱ブラックボックスを……!!?」

「俺の名は江川 隗えがわかい。放課後、屋上でゆっくり話しがしたい。よろしいか?」

「あ…あぁ…うん。大丈夫……」

と僕は答えた。


そして放課後。約束通り僕は屋上に行った。屋上にはもうすでに江川がいた。

「待っていたよ松田隼人」

と江川が僕に言うと、僕は江川に聞いた。

江川 隗えがわかい一体……なんで悪魔のことを知っている……?」

すると江川は答えた。

「半年前……突然、自分の部屋に黒い箱ブラックボックスが現れてな、俺はその箱を処分しようとしたが、中身を確認しようと箱を開けた。するとお前も知っているだろうが、俺は悪魔界に飛ばされた。そのときの悪魔界はボロボロの状態だった。悪魔たちは悪魔城の復旧作業を行っていて、誰一人休んでいなかった……」

「……なんでボロボロの状態に?」

「突然、悪魔界に巨大な隕石が落ちたらしいが……」

と江川は答えると、僕は思った。

(巨大な隕石……天真がレティアに勝者としての願いを叶えたときか……。となると、この江川が初めて黒い箱ブラックボックスを開けたのは狩武と戦っていたときか……)

と僕は思っていると、江川は僕に質問してきた。

「お前が初めて黒い箱ブラックボックスを開けたのは……?」

「俺?俺は中三の春だった……」

「約一年前ですか……」

と江川は言うと、僕は答えた。

「お前の部屋に黒い箱ブラックボックスを置いたのは誰だったんだ?」

するとある声が聞こえた。

「アタシだよ。アタシが隗を呼んだんだ」

その声の正体は少女の悪魔だった。

「江川……この悪魔は?」

と僕は江川に聞くと、江川は答えた。

「元魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントのルリだ」

「元…!!?」

と僕は聞くと、ルリという少女の悪魔は言った。

「そう、アタシの呪憎裏プロミスを隗が解いてくれたのよ!やっぱ隗を選んだアタシの目に狂い無し!」

「お前は魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントだったのか!?」

「そうよ、元 憎まれし小悪魔 ルリだったのよ。知らないの?」

(憎まれし小悪魔 ルリだと!?憎まれし小悪魔はラーシじゃないのか!?)

と僕は思っていると、ルリは僕に言った。

「ラーシぃ?あぁ、新しい憎まれし小悪魔のことね。あんた魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントについてよくわかってないでしょ……」

「なっ……この悪魔……まさか他人の心を読めるのか……?」

と僕は言うと、ルリは答えた。

「ピンポーン!魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントにはそれぞれ能力があって、ワタシの能力は読心マインドリードといって、他人の考えていることを読み取るの!この能力すごくない?」

「そんなことより、魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントのことについて詳しく教えろ!」

と僕は言うと、ルリは即答した。

「無理」

「なっ……なぜだ!」

と僕は聞くと、ルリは答えた。

「だって、あんたの身近に魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントはいないでしょ?魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの関係者以外 知ってはいけないことがあるのよ」

とルリは言うと、僕は答えた。

「俺の身近には呪われし小悪魔のレアルがいる!!俺は関係者だ!だからおしえてくれ!」

「証拠は?」

とルリは鋭い目つきで僕を睨み言った。今レアルは悪魔界の病院に入院しているため呼ぶことができない。

「証拠がないならダメね」

とルリは言うと、江川が僕に言った。

「もし、お前の身近に魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの一人がいるならば、俺をその悪魔の下に連れて行ってくれ」

と江川は言うと、僕は答えた。

「あぁ、悪魔界の病院にいるからすぐに連れて行ける」

「すまんな……」

と江川は言うと、ルリが江川に言った。

「ダメだよ隗!もしこの人間がウソついてたらどうするの!?」

すると江川は答えた。

読心マインドリードの能力を活用しろ。松田隼人がウソをついているのか?」

「……松田隼人の心を読んでも嘘はついてないけど、仮に妄想とかだったらどうすんの?」

「大丈夫だルリ。俺を信じろ」

と江川は言うと、僕と江川は学校から出て、松田家に行こうとしていた。

「もー!!!」

とルリは言い、ルリは僕たちについて行った。



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