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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第6章 悪魔王選出試験
128/231

123話 朱希羅vsヴィンジャ

「いきなりか…」

と朱希羅は言うと、僕は朱希羅に言った。

「負けるなよ、朱希羅…」

「あぁ。任せとけ」

と朱希羅は言うと、朱希羅とヴィンジャという巨体な悪魔はステージの上に立った。すると、ステージの周りに壁が現れた。

《戦いのルールは気絶したら負けだ。対戦者以外の悪魔王候補たちはスタジアムの客席に移動してくれ》

とアルべラム大臣は言うと、僕を含む悪魔王候補はスタジアムの客席に移動した。


「相手は人間か。こっちは死にたくないんでな。悪いがこの勝負…勝たせてもらうぜ…」

と巨体な悪魔 ヴィンジャは言うと、朱希羅は戦闘態勢になり言った。

「勝のは俺だ。最初から全力でいく!!」

と朱希羅は言うと、ヴィンジャは戦闘態勢になった。

そのとき、アルべラム大臣の声がマイクでスタジアム中に響いた。


《悪魔王候補 本選!第一回戦…戦闘開始!!》


すると、朱希羅はヴィンジャに向かって走り出し、攻撃を仕掛けた。

「デァ!!!」

と朱希羅は言い、ヴィンジャの腹に強烈なパンチを放った。


すると、客席にいた悪魔王候補の一人が言った。

「あの人間のグローブは三大悪魔武器の一つ…悪魔の鉄拳ブレイカーだ!!あのパンチはかなりダメージがあるぞ!!」


「勝負あったか…?」

と朱希羅は言うと、ヴィンジャは朱希羅に言った。

「それだけか?」

「なっ!!?」

と朱希羅は言うと、ヴィンジャは朱希羅を殴り飛ばした。

「やはり所詮 人間。この俺には貴様のパンチなど無に等しい」

とヴィンジャは言うと、客席にいた悪魔王候補の一人がヴィンジャを指差し言った。

「思いだしたぞ!あの悪魔は悪魔界プロレス大会の連続優勝者だった悪魔だ!!」

「そういえば確かに…!!」

とほかの悪魔たちは言った。


するとヴィンジャが朱希羅に言った。

「そうだ。俺は最強の肉体を持った悪魔だ。負けを認めろ。人間とはいえガキを殴り倒すのは、好かんからな…」

「知るかそんなこと」

と朱希羅は起き上がりながら言った。

「お前は俺には勝てん…」

「そんなのやってみなきゃわかんねぇ!俺は人間だ!ただの人間だ!ただの人間のガキだ!だけどな、そんな人間のガキでも悪魔王候補になって…ここまで勝ち残った人間なんだ!俺は悪魔王候補である限り…まだ可能性がある限り、全力で戦う!!」

「弱き者が強き者に恐れを捨て、全力で戦う…。その勇気は認めてやる。が、そんなのただの無謀な自滅だ。考える時間をやる…。棄権するなら今のうちだぞ」

「考える時間なんて必要ない!俺が考えているのはどうお前を倒すのかということだけだ!人間なめんなよ!!」

するとヴィンジャは目を閉じ言った。

「そうか、なら…」

次の瞬間、ヴィンジャは朱希羅の背後に高速で移動し言った。

「あっけなく散れ」

というと、ヴィンジャを目を開き朱希羅を空中に殴り飛ばした。

「ぐぁ!!」

と朱希羅は言うと、ヴィンジャは朱希羅の真上にジャンプし、朱希羅をステージに蹴り落とした。


「朱希羅!!」

と客席にいる僕は言ったとき、ステージに倒れている朱希羅にヴィンジャが空中から急降下し、朱希羅を踏みつけた。

「ガハァ!!!」

と朱希羅は言い倒れ込んだ。


「一回戦が終わったな」

とアルべラム大臣は言うと、デュークがアルべラム大臣に言った。

「いいえ、まだです」

「まだ?」

とアルべラム大臣は聞き返すと、朱希羅は起き上がった。


「まだ戦う気か?」

とヴィンジャは言うと、朱希羅の眼の色は悪魔化したときの僕と同じ紅色になっていた。

「うおおおお!!」

と朱希羅は言い、ステージに強烈なパンチを放った。その衝撃でステージの上に立っていたヴィンジャは空中に浮いてしまった。ヴィンジャだけでなくステージのパネルも空中に浮いた。

「なにっ!!?」

とヴィンジャは言うと、朱希羅は空中に浮いているパネルを踏み台として利用し、空中を舞うようにヴィンジャを空中で連続攻撃した。ヴィンジャは朱希羅の連続攻撃によって身体中に切り傷がついた。


「あれが奴の息子の隠された力…潜在能力か…」

とアルべラム大臣は言うと、朱希羅はヴィンジャを空中からステージに蹴り落とした。




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