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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第6章 悪魔王選出試験
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117話 小悪魔たちの会議

悪魔王選出試験 本選まであと五日。


僕は昨日、長野の山の中にある寺に行き、黒鳥とキルビスに再び会いに行った。キルビスなら死神デスパーソンについて何か知っているのではないか?と思い奴らを倒す方法は無いのか?ということを聞きに行った。

しかし、死神デスパーソンを倒す方法はわからなかった。だが、いくつかわかったことがある。

まず一つ目、死神デスパーソン造られし悪魔ヴィルドデビルと同じで人工的に造られた存在ということ。

二つ目、悪魔界と人間界を救った人間…‘最強の魔術師,を天魔の門ジ・ゲートと人間界の間の異空間に封印した者はレティアではないということ。

三つ目、‘最強の魔術師,が生きていた時代にも死神デスパーソンは存在していた。死神デスパーソンは創造主が死ぬと死神デスパーソンも存在が消えてしまう。ということは死神デスパーソンの創造主はまだどこかに生きているということ。

つまり、その死神デスパーソンの創造主が‘最強の魔術師,を封印した犯人ではないかということ。理由は死神デスパーソンは元々、悪魔界のテロリストと呼ばれていて、無差別に悪魔や人間を殺して行き、世界征服をつかもうとしたのだが、‘最強の魔術師,に邪魔をされ、その創造主が‘最強の魔術師,を封印したのではないか?という説だ。


だがもし、その説が正しかったらなぜ…死神デスパーソンの創造主は‘最強の魔術師,を封印した後、世界征服を行おうとしないのか…。考えれば考えるほどわからなくなっていく…。僕は自分の部屋の床に転がり込んだ。

「…レアルはいないのか…」

と僕は黒い箱ブラックボックスを見て言った。きっとレアルは悪魔界に行ったのだろう…。僕はそう思っていた。


しかし、レアルは人間界の僕の家の近所にある工場跡地にいた。レアルだけではない。憎まれし小悪魔 ラーシと裏切られし小悪魔 デリットもいた。

魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントを集めるなんて、何か用かレアル?」

とデリットはレアルに聞くと、ラーシが言った。

魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントを集めさせる案を出したのは僕さ、っていうか、君がいなかっただけなんだよデリット」

「なんだ?二人でグルか?」

とデリットはラーシとレアルに聞くと、レアルは話題を出した。

「デリット…死神デスパーソンのことは知ってるか?」

死神デスパーソン…?あぁ、悪魔界最強の殺し屋とかいうらしいが…そんなのウソの存在じゃないのか?実際、俺は見たことないしある説では神話の中に登場する登場人物としか…」

「それがいたんだ。僕とレアルは目の前で見た。三人の死神デスパーソンをね」

とラーシはデリットに言うと、デリットは驚いた表情で言った。

死神デスパーソンを見たというのか…一体どこで…」

するとレアルはデリットに説明した。

「悪魔王選出試験 予選の地獄の戦場ヘルゾーンスタジアムで会った。アルべラム大臣は死神デスパーソンを雇って悪魔王選出試験の敗者を一人残らず殺したんだ」

「悪魔王選出試験ってあと五日後に本選じゃないか…」

「デリット…君も審査委員を任されたのか?」

とラーシは聞くと、デリットは聞き返した。

「まさかお前たちもか…?」

「そうだ」

とラーシは答えると、レアルは二人の小悪魔に言った。

「アタシたち魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントを審査委員にするとは…。アルべラム大臣…何か裏がありそうだな…」

「裏?」

とラーシはレアルに聞くと、レアルは答えた。

「アルべラム大臣は何か恐ろしいことを企んでいるのではないか…ということだ」

そのとき、ある声が工場跡地に響いた。


「気付かれてしまったか…」

その声に魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントたちは反応した。

「誰だ!?」

とラーシは言い、魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントたちは戦闘態勢になった。レアルたちの前にある悪魔が姿を現した。

「ワタシのことを知った以上、君たちは少し眠ってもらおう」

と言い、レアルたち魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの前に現れたのはアルべラム大臣だった。




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