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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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102話 最終決戦!!!!

「ここからは、俺も本気でいくぞ…!!!」

と最初から本気で戦えよ。と思うような発言を融合した狩武は言った。

「もうこの戦いも終わりにしよう…兄さん」

と僕は言うと、狩武に向かって電光石火のような速さで狩武の背後に移動し、僕は攻撃を仕掛けた。しかし、狩武も電光石火のような速さで僕の攻撃を避け、崩壊したホテルの駐車場で超高速バトルが始まった。

「甘いッ!!」

と狩武は言い、目にも見えない速さで僕を殴り飛ばした。

「ぐあッ!!」

と僕は言い、崩壊したホテルの方向に吹っ飛んだ。狩武はホテルのガレキに倒れ込んだ僕に指を指して言った。

「所詮、お前は俺の弟。兄である俺には敵わん!!」

「どうかな?」

と僕は言うと、悪魔の邪眼グラヴィレイの力でガレキを動かし、さらにガレキをヤリの形にした。

「ムッ」

と狩武は言い、再び戦闘態勢になった。

「くらえッ!!!」

と僕は言い、無数のヤリを狩武に向かって飛ばした。しかし狩武は宙に飛び、ヤリを避けた。だが、僕は逃さず、狩武の上空まで高速でジャンプし、狩武を空中で叩き落とした。

「ヌオッ!!!」

と狩武は言い、地面に落ちた。僕は地面に倒れている狩武に向かって急降下しながら攻撃を仕掛けた。が、狩武は瞬時に起き上がり、僕の拳を掴んだ。

「フッ」

とニヤッと狩武はニヤけると、僕をブンブン回し、そして投げ飛ばした。そして投げ飛ばした僕に向かって、手のひらから光線を放った。

「クソッ!!」

と僕は吹っ飛ばされながら言った。避けられないのだ。空中ではあまり身動きがとれず、バリアも張れない。そんな僕に向かって狩武は叫んだ。

「お前はこうなる運命だったのだ!!兄には勝てぬ!!散れ!!弟よォォォォ!!!!」

すると、僕の背後から狩武が放つ光線と似たような光線が飛び、二つの光線はぶつかり合い、弾け飛んでしまった。

「誰だ!?邪魔したのは!?」

と狩武は言うと、僕は空中で体勢を整え、安全に着地した。すると、後ろにいたのは傷やケガを完治した皆だった。光線を放ったのは魔神に選ばれし三悪魔メレポレントトライデントの一人、裏切られし小悪魔 デリットだった。

「お前がレアルが言っていた呪憎裏プロミスになるかもしれない人間か…。初めましてだね。松田隼人まつだはやと君」

「お前が…三人目の小悪魔…?」

「そんなことはどうでもいい。今は松田狩武まつだかりむを倒すことだけ考えてくれ」

「あ…あぁ」

と僕は言い、皆を見て言った。

「牙斐矢との戦いで無傷だったのか…?」

「んなわけないだろ。俺たちは悪魔界にあるボロい病院に行ったんだ。レアルが道筋を覚えていてな、運よくその病院はレティアの力でも崩壊してなかったってことだ」

と真司がコミカルに説明した。

「そうか…あの顔面崩壊した悪魔は無事なのか…」

と僕は言うと、皆に言った。

「皆、下がっていてくれ。巻き添えくらうと危ないから」

すると、狩武は僕に言った。

「ほう、俺を相手に一人で戦う気か?」

「最初からその気だ。いくぞ」

と僕は言うと、真正面から狩武に攻撃を仕掛けた。あまりにも速いパンチだったため狩武はパンチを避けきれず、防御の姿勢になった。しかし、僕のパンチは防御を破り、狩武を殴り飛ばした。そして僕は吹っ飛んでいく狩武に向かって走り出し、狩武の背後からまた狩武を殴り飛ばした。そして僕は地面に落ちている元々ガレキだったヤリを持ち、狩武に向かって走り出した。狩武は空中で体勢を整え、地面に着地すると、僕に向かって走り出した。

「うおおおおお!!!」

「ヌオオオオオ!!!」

と僕たちは言い両者、お互いに向かって走っていた。

「まったく戦闘に参戦する隙がねぇ…」

とマースさんはボソッと言っていた。僕はヤリで狩武の身体を突き刺そうとしたが、狩武にヤリをあっけなく拳で壊された。が、僕は攻撃を止めずに狩武の顔面に向かってパンチを放った。が、狩武は僕のパンチを受け止め、僕を投げ飛ばした。

「まだまだァ!!!」

と僕は言い、着地した瞬間、狩武に向かって走り出した。しかし、狩武にパンチを放とうとした瞬間、狩武は僕に向かって手のひらから光線を放とうとした。

「ウォラァ!!!!!」

と狩武は叫び、目の前の僕に光線を放った。

「隼人!!なんで避けないんだ!!?」

と真司が言うと、僕は狩武に言った。

「よし、これで思いっきりパンチを放てるぜ…!!!!」

「なんだと!?ならば…!!!」

と狩武は言うと、光線の出力を強くした。が、僕はビクともせずパンチを放つ姿勢になった。

「クソがァ!!!いい加減くたばれぇ!!!」

と狩武は激怒し、さらに光線の出力を強くしたが、僕はまだパンチを放つ姿勢だった。

「くらえッ!!!狩武ッ!!!!!」

と僕は言い、目の前で狩武の顔面に全身の力を集中させた強烈なパンチを放った。

「ぐぎゃあああああああ!!!!!!!!!」

と狩武は想像絶するようなバカデカイ叫び声を放ちながら、崩壊したホテルに向かって殴り飛ばされ、気を失ってしまった。


「隼人が…隼人が勝ったぞ!!!」

と真司は言うと、僕の方に走ってきた。僕は悪魔化が解け、フラフラしながら地面に座り込み言った。

「勝った…ハァ、…勝ったぞ…勝ったぞ皆…」






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