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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第5章 受け継がれた想い
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99話 神と魔王の力を持つ者

「この戦いですべてが決まるぞ‼」

と僕は天真に言うと、天真は僕に言った。

「決着をつけよう。狩武を倒すんだ‼」

「あぁ‼」

と僕は言い、戦闘態勢になった。

「ククク…。いいだろう。お前たちが俺の理想の世界の邪魔をするならば、全力で潰してやろう」

と狩武は言うと、狩武の筋肉はゴツくなり、目の瞳が紅くなり、身体中が全体的に黒くなった。翼は天使のような白い翼が生えている。

「気持ち悪ぃ…なんだ…あいつ⁉」

と天真は言い、戦闘態勢になった。

「いくぞ‼」

と僕は言うと、狩武に向かって走り出し、狩武にラッシュした。しかし、狩武は僕の攻撃を受けつつ、何事も無いように攻撃を仕掛けてきた。

「なにッ⁉」

と僕が言ったとき、狩武は強烈な一撃を僕に放った。

「ぐあああー‼」

と僕は言い、崩壊したホテルの方に吹っ飛んだ。

「次は俺だッ‼」

と天真は言い、狩武に攻撃を仕掛けた。しかし、狩武は天真の攻撃を受けつつ、何事も無いように天真に攻撃を放った。

「うわあぁぁ‼」

と天真は言い、停めてあった車の方に吹っ飛ばされてしまった。僕は起き上がり、狩武を見て言った。

「何でだ…⁉攻撃してもビクともしない…‼」

「貴様らがどう足掻こうとしても、この俺の力の前ではお前たちの力など無に等しい」

と狩武は言うと、起き上がった僕に向かって走り出した。僕はすぐさま戦闘態勢になり、狩武をカウンターで迎え撃とうとした。が、狩武は僕のカウンター攻撃を避け、僕の腕を掴み空に投げ飛ばした。

「神の力を知れ‼」

と狩武は言うと、右手を空にかかげた。すると、天空から僕に向かって雷が落ちてきた。

「ハアアアアア‼‼」

と僕は怒鳴り、雷に向かって凄まじい衝撃波を放った。すると、衝撃波と雷はぶつかり合ったとき、そのまま消滅してしまった。

「今だッ‼」

と天真は言い、右手に雷を宿し狩武に電撃を放った。が、狩武はその電撃を左手で弾き飛ばした。

「一人ずつ戦うのは面倒か…ならば…‼」

と狩武は言うと、身体に自らの手をブッ刺した。

「うおおお‼」

と狩武は叫び、身体の上半身と下半身を別々にした。

「じ…自殺か⁉」

と天真は言うと、僕は気づき言った。

「いや、違う!」

すると狩武の上半身からは下半身が、下半身からは上半身が生えてきた。

「「ハァハァ…」」

と二人の狩武は息を切らしていた。

「二人に…なった…。あ…ありえねぇ…」

と天真は言い、足がガクガク震えていた。本来僕は足がガクガク震えるどころか、もしかしたらショック死するところだが、鬼神化してるせいか、精神は悪魔なためあまり動じなかった。

「これで、2対2だな」

と狩武は言い、二人の狩武は僕と天真に向かって歩き出した。


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